人斬り抜刀斎こと、緋村剣心の顔には傷があります。
竈門炭治郎の額の痣も、もともとは傷(火傷)でした。
ゴルゴ13の顔にも立派な傷が。
とにかく、カッコイイ主人公の顔には傷がある。
ヤーさんの世界では、顔に傷がつくと「箔をつけた」と言う(らしい)。
相手にひるまず逃げずに向かっていったことの証明なのです。
(男の?)勲章ってやつですね。
今日は平和主義者のニャーの出番
そう言えば、これまで遭遇した勇猛果敢なニャンコたちも顔に傷があった。
シャッポにダイフクにテンちゃん・・、甘えん坊だったことも共通してる。
一方喧嘩で劣勢のニャンコは追われてやられるから、後足にケガをする。
レオやココがそうで、店時代のニャーもダイフクにやられたときは後足だった。
そのニャーの顔に、最近になって"勲章"が絶えません。
やったのはニャーの怖さを知らない天真爛漫な連中だろう。
ちび太にチキン、そしてポニーだ。
ようやく前の傷跡が消えたと思ったらまた新たな傷が・・
店時代は相手をいち早く察知し、争いを避けた頭脳的平和主義者のニャー。
しかしわが家に来ると、あの気立てがよくて慎ましやかだったみうを敵視して襲い続けた。
さらにその後もリンやクウを睨みつけ、襲い続けた。
その目は、もうイッちゃってる者のヤバさを感じさせた。
そして保護者(オジン)の闇雲な叱責を受け続け、虐げられる日々を迎えることになるのです。
あの頃のニャーは保護者の乱心に狼狽しつつ、他のネコたちからは怖れられた。
その後、ニャー変身の原因が自分にあることに気づいた保護者は変わり、
ストレスからの発病で九死に一生を得たニャーも、昔の穏やかなニャーに戻った。
保護者はニャーが奥に秘めた別顔を思い知ったけど、若気のネコたちは熱さも喉元過ぎればだ。
寝るときはオジンと一緒のニャーとちび太
特にチキンとポニーは、「ニャーおじちゃん、」とばかりに絡みつく。
かつてちび太に絡まれたテンちゃんが堪えたように、ニャーも堪える。
ニャーは人斬り抜刀斎や竈門炭治郎のように、相手を倒す気迫を隠して穏やかなままだ。
そうしてつけられた顔の傷は、それこそ真の男の"勲章"です。
でも、ニャーの別顔を知っている保護者は見逃さない。
「おい、いい加減にしろよ」とでも言ってるのか、
時折あの本気顔、本気の目つきを見せるようになった。
すると、さっと真顔になってひるむチキンとポニー。
その程度で終わってくれることを祈るばかりのこの頃です。
外にいるときは間違いなく自分の時間を満喫できる
(今のところリードで外に出れるのはニャーだけ)