ヒョウが子育て中だと気付いた時から1週間が経過しました。
どこかにいるであろうヒョウの子供たちのことが頭から離れず、その間2度の出勤日には心臓の状態を伺いつつSCの裏手を探し回ったが、子猫の気配すらなかった。
こんな状態が、しばらくは続くのだろうと思います。
話は変わって、今回はダイフクのことです。
夏前に5年ぶりに再会したが、真夏になった頃から2ヶ月ほど姿を確認できなかった。
ココレオに追われヒョウに追われ、モドキを警戒しながらの来訪だったダイフク。
ボロボロに変わり果てた姿同様、かつての強者のイメージはすっかり変わっていた。
ポン、ニャーに続いてダイフクが店に現れたのは8年前の晩秋だ。
最強の悪役として、チビ、ニャー、シャッポの3匹組を追い回したのが7年前。
やがて時代がテンの時代に変わっても、ダイフクは新参のモドキとともに顔を出した。
その頃のダイフクは、コンやミセミケなど子猫を連れて来てはご飯を譲った。
その優しさにヒールキャラのイメージは一変し、店には応援団までできた。
しかし5年前の正月、両後足を引きずるという痛々しい姿で現れた。
何とか保護しようとしたが前足だけのダイフクは意外と素早く、結局見失ってしまった。
それから4ヶ月経って1度、さらに4ヶ月経って1度、無事を報せるように後足をかばいながらやって来たけど、それが最後となったのです。
今月になって再び姿を見せたダイフク
なので今年ダイフクと再会したときは本当に感激しました。
そして今回、ココレオの他にモドキ、ヒョウ、そしてダイフクを保護して店の保護活動に終止符を打つことにしたのです。
幸いモドキとヒョウは店に入りびたりになってチャンス到来、でもダイフクが所在不明に。
やがて10月になって2ヶ月振りに顔を出したダイフクが、妻が試しに仕掛けた捕獲機に見事に御用となりました。
こっちも慌てたが、ココレオ用に準備したケージに入居してもらいました。
モドキ保護のひと月後、ヒョウを保護した前日のことでした。
ダイフクはモドキ(奥)の隣のケージに入居しました
保護したダイフクは騒ぐことなく慌てることなく、何だかほっとしたような様子。
もうビクビク周囲を警戒しなくていいという安心感か。
実に静かで、よく食べトイレも順調。
至近距離まで近づくと、サイレントに近い小声で「シャーッ」。
推定でニャーより少し年上の10才になったかならないか。
でも10才をはるかに越えたおじいさん猫に見える。
人馴れするかどうか、人馴れしても里親さんが見つかるかどうか。
ダイフクは自分(オジン)と思い出を語り合いながら、残りの生涯を共に過ごすことになりそうです。
すっかりおじいちゃんの顔つきになったダイフク