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今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

ニャーの勲章

2020年12月16日 | ニャー
人斬り抜刀斎こと、緋村剣心の顔には傷があります。
竈門炭治郎の額の痣も、もともとは傷(火傷)でした。
ゴルゴ13の顔にも立派な傷が。
とにかく、カッコイイ主人公の顔には傷がある。

ヤーさんの世界では、顔に傷がつくと「箔をつけた」と言う(らしい)。
相手にひるまず逃げずに向かっていったことの証明なのです。
(男の?)勲章ってやつですね。

今日は平和主義者のニャーの出番

そう言えば、これまで遭遇した勇猛果敢なニャンコたちも顔に傷があった。
シャッポにダイフクにテンちゃん・・、甘えん坊だったことも共通してる。
一方喧嘩で劣勢のニャンコは追われてやられるから、後足にケガをする。
レオやココがそうで、店時代のニャーもダイフクにやられたときは後足だった。

そのニャーの顔に、最近になって"勲章"が絶えません。
やったのはニャーの怖さを知らない天真爛漫な連中だろう。
ちび太にチキン、そしてポニーだ。

ようやく前の傷跡が消えたと思ったらまた新たな傷が・・

店時代は相手をいち早く察知し、争いを避けた頭脳的平和主義者のニャー。
しかしわが家に来ると、あの気立てがよくて慎ましやかだったみうを敵視して襲い続けた。
さらにその後もリンやクウを睨みつけ、襲い続けた。
その目は、もうイッちゃってる者のヤバさを感じさせた。
そして保護者(オジン)の闇雲な叱責を受け続け、虐げられる日々を迎えることになるのです。

あの頃のニャーは保護者の乱心に狼狽しつつ、他のネコたちからは怖れられた。
その後、ニャー変身の原因が自分にあることに気づいた保護者は変わり、
ストレスからの発病で九死に一生を得たニャーも、昔の穏やかなニャーに戻った。
保護者はニャーが奥に秘めた別顔を思い知ったけど、若気のネコたちは熱さも喉元過ぎればだ。

寝るときはオジンと一緒のニャーとちび太

特にチキンとポニーは、「ニャーおじちゃん、」とばかりに絡みつく。
かつてちび太に絡まれたテンちゃんが堪えたように、ニャーも堪える。
ニャーは人斬り抜刀斎や竈門炭治郎のように、相手を倒す気迫を隠して穏やかなままだ。
そうしてつけられた顔の傷は、それこそ真の男の"勲章"です。

でも、ニャーの別顔を知っている保護者は見逃さない。
「おい、いい加減にしろよ」とでも言ってるのか、
時折あの本気顔、本気の目つきを見せるようになった。
すると、さっと真顔になってひるむチキンとポニー。
その程度で終わってくれることを祈るばかりのこの頃です。

外にいるときは間違いなく自分の時間を満喫できる
(今のところリードで外に出れるのはニャーだけ)

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寄り逃げ猫 partⅢ

2020年12月13日 | チキン,キリン,ポニー
「寄り逃げ猫」(2019.5.21)、「怖いけど甘えたい」(2020.10.2)に次ぐ第3弾。
静かにしてると寄り添って来るけど、こちらから近づくとさっと逃げる。この手のニャンコは意外と多いです。

わが家ではリン、キー、ポニーがそうで、ニャー、ちび太、チキンとシロキは逃げない。一方クウは寄っても来ない。店ではココがそうで、レオは外にいるときは気分次第で逃げたりする。外の3匹(モドキ、キジロ、サクラ)はまだ寄って来るほどお近づきじゃない。そんな連中の中で、やはりポニーの行動が印象的なんです。

今日は目つきが鋭いポニーの出番

ニャーも顔負けなほどいつも保護者を観察していて、こっちの状況(精神状態?)を見透かすように寄るときと逃げるときを使い分ける。ポニーの前回記事でも書いたように、こやつ結構頭が良さそうだ。

家ではあまりつるむことのない中立的な立場で、相変わらず先輩たちを追いまくってるけど排除行動ではなく「遊んで~」の感じ。追っても本当に飛び掛かることはまずない。相手は専ら僚友チキンで、チキンとはくんずほぐれつの毎日だ。逃げ足の速いニャーもよく追いかける。それにキーとクウは真剣に逃げるので面白がって追いかける。

一方本気で怒られるリン、体力的にかなわないちび太、反応が鈍いシロキはまず追わない。ポニーは保護者だけでなく先輩のネコたちもよく見てるようだ。で、ポニーをよく見ると確かに顔つきが賢そう。ただ、その分かわい気がない。知恵を使って厳しい外の世界を生き抜いてきたポニー。でもこの手の子は、よほどの理解者に出会わないと幸運に恵まれないかもしれないな。

ニャー(手前)と兄弟のような模様です

前回ポニーの記事より抜粋;
猫として優れていることと人に好かれることは違う。賢い猫はそう簡単には人に懐かないけど、人は自分に懐く猫を賢い猫だと思う。そこに猫の世界の皮肉がある。賢いから幸せになれるとは限らないのだ。いや、むしろ賢い猫ほど嫌われる? でも、もし人間がもっと賢こくなって賢い猫を正当に評価できたら、猫族との距離がぐっと縮まるに違いない。


目つきの鋭さとは裏腹に、まだまだ子供っぽさが抜けません

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もしもシロキが

2020年12月11日 | (故)シロキ(白黄)
じゃーん、シロキです

(後ろはちび太)

ごはん待ちのひととき
みんなの後ろで遠慮がちにちょこんと座って待っている
その顔を見て
オバンが時々吹きだす
「それにしてもブサイクだねえ」

(マットの下はニャー)

デブでブサイクでおニブのシロキ

もしも、シロキがブリーダーの家に生まれていたら
もしも、シロキがペットショップの檻にいたら
もしも、シロキが譲渡会に参加してたら

シロキにもらい手はあっただろうか


もしも、シロキがわが家に来ないでノラを続けていたら

怖がりなのに甘えん坊で
繊細なのに鷹揚で
気が小さいのに泰然自若
いるだけで周囲を安心させる

そんなシロキに、誰かが気付くことがあっただろうか


オジンの膝の上が大好きです

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命の重み ~奄美大島と天売島~

2020年12月09日 | ノラたちの幸せを願って
どうやら、ノラたちの命の重みは北高南低のようです。
これは大手メディアが報じないので一般には殆ど知られていません。

南の方では、環境省と奄美5市町村の「ノネコ管理計画」が物議を醸しています。この計画は世界遺産登録を目指す奄美大島が、固有種のクロウサギの繁殖を脅かすノラたちを動物愛護法適用外の"ノネコ"(野生の猫)と位置づけ、全頭駆除しようというもの。

これに対して愛護団体やボラさんたちが立ち上がった。
・そもそもクロウサギは近年増えているという隠しデータが公表された
・マングース駆除の予算が余ったので他の標的が欲しかった?(憶測)
・罪のないノラたちが予算に群がる”専門家”や関係者の犠牲にされた
といった内容の非難が集中しているのです。

その後は実行側が反論したりデマが飛び交ったり、例の「動物愛誤」の連中が乱入したりでひっちゃかめっちゃかだ。でも、愛護対象動物を駆除しようというもともとの計画が無理筋ではないか。目標の3000匹が多いとか少ないとかの問題じゃない。命を尊ぶという時流に反しているのです。計画は10年に亘り今年は3年目。

※計画では捕獲後5日間の譲渡期間を設け候補者が出ない場合は殺処分とある。


懐かしいノラその1:ソトチビ

一方北海道にある海鳥の島、天売島(てうりとう)でも貴重な保護鳥類を脅かすノラたちの存在に困っていた。しかしこちらでは環境省と地元と保護団体が手を組んで「人と海鳥と猫が共生する天売島」連絡協議会 を発足し、問題解決に取り組んだ。奄美との違いは、命を大切にするという根本思想だ。

初めの20年間はTNRで頭数を減らし、条例を制定してノラを順化させるとともに人為的なノラ化を防ぎ、6年ほど前から保護開始。保護して譲渡先を探す。
今では殆どノラをみなくなったそうだ。海鳥ばかりか北の極寒から救われてノラたち自身もハッピーになったウィンウィン活動が展開されたのです。

同じ環境省が後押ししているのにこの違い。担当者の違いというだけで片付けていいのかどうか。そして奄美に抜け落ちているもうひとつの視点。このブログでもたびたび問題提起しているように、ノラが増える要因は自然繁殖だけではないのです。ノラは人間社会が排出する動物だ。野生動物と違って、駆除するだけでは決して減らない。命を粗末にする方程式を断ち切らないと、人も猫も幸せにはなれません。天売島は、そのことを教えてくれたのではないでしょうか。

※ともに関連記事はネット上にたくさんあります。是非確認してみて下さい。


懐かしいニャンコその2:シャッポ

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クリスマスの看板猫

2020年12月07日 | レオ(テンチビ)とココ
クリスマスはもう少し先?
いや、花屋にとってはさにあらず。
花屋に限らず、クリスマス関連商品を扱う店にとっては今が商戦たけなわです。
年々早くなってきて近年は11月に入ったらクリスマス。
因果な仕事だ。

当店のギフトコーナーは生花・内レジ室にあります

のんびり感の強い当店もさすがに今はクリスマスモード。
ただ昔みたいに、電飾だのなんだのとけばけばしいのは止めたのだとか。
クリスマスと言えばリースに小物にポインにシクラ。
これを並べれば、勝手にクリスマスモードというわけです。

シクラメンが所狭しと並んでます

今日はそんな店内を少し紹介。
特に観葉室とギフトコーナーがクリスマスモードになっています。
そう、レオとココの居住区です。

観葉室からギフト室に繋がる目立ちコーナー

最近の2匹はしっかり看板猫やっています。
店内で一番人が集まる場所と言ってもいいくらい。
本人(猫)たちも心得たもので、商品棚の注目スポットを外しません。
一番目立つ場所に陣取りました。

ん? なんじゃこりゃ

これは商売熱心?
それとも単なる自己顕示欲?

ポーズもしっかり決めてます

実は、空調の温風がわずかに当たる一番いい場所なんです。
今は乾燥に強い多肉サボテンと配置替えしました。

周囲が多肉に変わっても"注目スポット"は変わりません

で、仕事に飽きたりうざい(失礼)お客さんに絡まれると、
棚下の寝床に隠れたりSC裏手にさっさと避難。
もうすっかり店での暮らしを体得した2匹です。

SC裏手のレオ、向こうに公園の丘陵が見える

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