わが家の2階のベランダはかつて猫たちに開放していた
ベランダからは屋根に出ることができる
旧3匹時代が終わってニャーを迎えたとき
身体能力の高いニャーは屋根から地上に下りて脱走した
それ以来ベランダの開放は中止した
それから2年後、今度はクウがそのベランダにいた
ベランダに出る窓は閉じている
クウは2階押入れの天板を跳ね上げ、屋根裏を伝って屋根に出たのだ
クウは触ることすらできないので、同じルートで自ら戻るのを待つしかなかった
ニャーのように地上に下りてしまったら、と思うとハラハラもんだった
あれから3年、幸運にもわが家では「脱走」という言葉には無縁でいられた
ところが・・
災禍は忘れた頃にやってくる
ベランダにいるちび太とチキンに驚いたのはGWの最終日だ
20cmほど窓を開け、網戸ともどもテープで固定していたつもりだった
その網戸を、ちび太が馬鹿力で開けた
ただその時は、ベランダでこっそり栽培していたマタタビに夢中になっていて
2匹をすんなり回収し事なきを得た
当然窓と網戸の固定はしっかりと強化した
しかしその2日後、猫の執念を甘く見ていたと思い知る
ちび太がさらなる馬鹿力で再び網戸を開けたのです
今度はチキンとちびたんが一緒にベランダにいた
そう、まだ近寄ることすらできない野生児ちびたんだ
どうやって回収しようか途方に暮れた
だがよく見ると、ちびたんも怖いらしく部屋に入りたがっている
それで自分が身を引くと、ちびたんが部屋に入ってきた
ほっと一安心。でもその間にちび太が姿を消していた
必死になって探しました
道路に出て屋根を見渡してもちび太の姿はなかった
(地上に下りてしまったのか・・)
やがて、2階の屋根裏からちび太のか細い鳴き声が聞こえてきたのです
ベランダから屋根に向かって呼ぶと
安心したのかちび太が出て来た(上の2枚の写真)
今、部屋でくつろぐちび太を見て、本当によかったと思うのです
猫の脱走は忘れた頃にやってくる
いやはや、気を引き締めないと
今のちび太は、外への興味が強くなっているので気を許せません