劇団ひとりさんです。
以前ひとりさんの映画監督作「青天の霹靂」を見て、良い感想をもっていた。
映画評では、同じ劇団ひとりさん原作の「陰日向に咲く」と似ている等とされていた。
映画は観ていないが。
本が出た時にもほとんどの方が絶賛されていたようですが未読でした。
5話掲載の短編集です。
読んでみて。
不覚にも涙しました
詐欺を行う駄目なギャンブラーの話で、です。
主人公と自分と重なる部分が多いせいか、酔いながら読んだせいか感情が高揚しました。
話自体はどれもちょっと捻りが利いていて、落とし所も良い。
文章は、今一つブラッシュアップした方が良いと感じさせるが、処女作だから良しとしよう。
ただ、一つ一つの話をもう少し突っ込んで練り込んで欲しかった。
最初に5話の短編集だと書いたが、連作での長編とされる方もいると思う。
で、あれば、話を3つに絞り込んで、人物に肉付けをして、ストーリーに深みを増した方が好きだ。
書評を見ると、コミカルとか心温まるとか書かれているが、私は「底辺を歩く人々の残酷な人生を淡々と描いているもの」だと読んだ。
作家さんではないので、次の作品を書くこと自体には期待しない。
良い本だと思います。
以前ひとりさんの映画監督作「青天の霹靂」を見て、良い感想をもっていた。
映画評では、同じ劇団ひとりさん原作の「陰日向に咲く」と似ている等とされていた。
映画は観ていないが。
本が出た時にもほとんどの方が絶賛されていたようですが未読でした。
5話掲載の短編集です。
読んでみて。
不覚にも涙しました
詐欺を行う駄目なギャンブラーの話で、です。
主人公と自分と重なる部分が多いせいか、酔いながら読んだせいか感情が高揚しました。
話自体はどれもちょっと捻りが利いていて、落とし所も良い。
文章は、今一つブラッシュアップした方が良いと感じさせるが、処女作だから良しとしよう。
ただ、一つ一つの話をもう少し突っ込んで練り込んで欲しかった。
最初に5話の短編集だと書いたが、連作での長編とされる方もいると思う。
で、あれば、話を3つに絞り込んで、人物に肉付けをして、ストーリーに深みを増した方が好きだ。
書評を見ると、コミカルとか心温まるとか書かれているが、私は「底辺を歩く人々の残酷な人生を淡々と描いているもの」だと読んだ。
作家さんではないので、次の作品を書くこと自体には期待しない。
良い本だと思います。