>>>>>> ENTER AT YOUR OWN RISK !! <<<<<<

流れ流れてきた此処は、終の棲家にふさわしいのか?入ってみなきゃ分からない、それがリスク。

スタジアム 虹の事件簿

2015年07月14日 12時03分05秒 | 読書事
青井夏海さんです。

初めて読む著者です。

いつも優雅なドレスに身を包み、綺麗な靴を履いて観客席に現れるおっとりした女性・虹森多佳子。超弩級の野球音痴でありながら、なぜかプロ野球球団・東海レインボーズのオーナーを務める彼女は、奇妙な謎を次々と解決に導く才能も持ち合わせていた!安楽椅子探偵の冴え渡る推理と、優勝の夢に向かって疾走する万年最下位球団の奮闘を描いた、値千金の愛すべき本格ミステリ。 by Amazon

なんと、自費出版だそうです。

それを創元推理の編集者が自社から出してしまったという「出版社に愛された本」という事になります。

推理の落とし所には多少疑問符のつくところもあるが、全体を覆う作者の詩選の温かさが上質なストーリーと相まっている。

読んだ後に心温まる後味を残してくれた「名作」だと思います。

ブラック・コール 行動心理捜査官・楯岡絵麻

2015年07月14日 11時54分24秒 | 読書事
佐藤青南さんです。

短編以外では初めて読む作者です。

失敗でした。

完全に失敗でした。

この巻はシリーズ2作目だったとは知らずに買ってしまいました。

シリーズものは、順番に読むと決めていたので…。



行動心理学を用いて相手のしぐさから嘘を見破る、警視庁捜査一課の美人刑事・楯岡絵麻。その手腕から“エンマ曜”と呼ばれる。元教え子を8年間監禁した容疑をかけられる美術教師の真相とは。他人のパソコンを遠隔操作して殺人予告を書き込んだ容疑がかかるプログラマーと、彼についた人権派弁護士との対立。そして15年前に絵麻の恩師を殺害した犯人との直接対決など、難事件に挑む!全4話収録。

面白いです。

昔心理学を齧ったことがるので、追及の進め方も話術の巧みさもあり面白い。

只、4話のすべてに一々同じ説明を付けているので「そこもう解ったから」って言う感覚は出た。

雑誌掲載なのでしょうがないとは思います。

が、

文庫化する時には「連作短編」なのだから、大幅に端折って読みやすくすることも大事ではないのかな?

作業が途轍もなく大変になるのは解るが。

1巻も読みます。

山内一豊の妻の推理帖

2015年07月14日 11時48分12秒 | 読書事
鯨統一郎さんです。

「ご亭主殿は、一国一城の主になるおかたです」織田家馬廻役で禄高五十石にすぎない山内一豊を内助の功で出世させた妻・千枝。「賢妻」は実は名探偵でもあったのだ。織田、豊臣、徳川と天下人が入れ替わり、裏切りと密約が横行する戦乱の時代。次々と起こるお家の一大事を、閨の交わりの後に生まれる妻の名推理で、一豊は解決に導く。鯨流歴史ミステリの真骨頂。  by Amazon

鯨さんの良いほうの作品だと思いいます。

一番有名な「馬」の逸話も上手く作ってあります。

豊臣秀吉とも出世の仕方も似ているようで歴史に興味のない私にも面白い話でした。