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流れ流れてきた此処は、終の棲家にふさわしいのか?入ってみなきゃ分からない、それがリスク。

予告犯

2015年07月18日 00時21分17秒 | 映像事
期待していなかったら結構良かった。

高度情報化社会におけるテロリズムを描いた筒井哲也の同名コミックを、生田斗真&戸田恵梨香共演で実写映画化したクライムサスペンス。「白ゆき姫殺人事件」の中村義洋監督がメガホンをとった。ある日、動画サイトに新聞紙製の頭巾で顔を隠した謎の男が現われ、集団食中毒を起こした挙句に開き直った食品加工会社に火を放つと予告する。警視庁サイバー犯罪対策課のキャリア捜査官・吉野絵里香は、その謎に包まれた予告犯「シンブンシ」の捜査を開始。シンブンシが単独犯ではなく複数犯であることを見抜く。やがて予告通り、食品加工会社の工場が放火される事件が発生。その後もシンブンシは、警察や法律で罰することのできない犯罪者たちへの制裁を次々と予告しては実行に移す。ついには政治家の殺人予告にまで至り、シンブンシの存在は社会現象を巻きおこしていく。共演に「HK 変態仮面」の鈴木亮平、「偉大なる、しゅららぼん」の濱田岳。 by 映画.com

生田斗真さんをしっかり見たのは初めて。

まァまぁ良かった。

戸田恵梨香さんはたぶんどこかで見ている筈だが、ちょっとクエスチョン。

演技に力み過ぎなのか脚本が悪いのか?

顔が私の趣味じゃないだけかも。

話の流れも意表を突く展開や「しんぶんし」が単なる変な兄ちゃんからネットで祭り上げられる過程の描写も良い。

最後の「目的」がどうしても納得できなかったのは、私の精神が偏屈だからなのか?

また、金のない人間があのような準備や行動を起こし、日常生活するだけの費用を考えると、軍資金として数100万円は無いと厳しい。

産廃業者からゲットする可能性(原作では描かれていたのかもしれないが)もあるが、映画では何の描写もない。

ただ、あのようなシチュエーションでは彼が現金でタンス預金しているとは考えられない。

細部は結構詰めているのだが、そのようなほころびが全体のリアリティ・説得性を無くす原因になる。



それよりも「定食屋の娘がいつ魔性を現わすのか」とドキドキして待っていたのだが、そんなことはなかった。

刷り込って恐ろしいですね、小松菜奈さんゴメン。