乾くるみさんです。
今回はSF仕立てのミステリらしい。
テレビ番組の人気リポーター・羽鳥亜里沙は、中学卒業を間近にした二月、冷凍睡眠装置の研究をする“未来科学研究所”を取材するために、つくば市に向かうことになった。撮影の休憩中に、ふと悪戯心から立ち入り禁止の地下五階に迷い込んだ亜里沙は、見てはいけないものを見てしまうのだが。どんでん返しの魔術師が放つ傑作ミステリー、待望の文庫化。 by Amazon
途中まではSFでした。
世間的には最後までSFなのかもしれないが…。
途中の伏線に気付いた時点で、なんかおかしいって思い、最後のまとめで、科学検証を捨ててしまっている。
この間の「チャッピー」もそうだが、生きているものって言うのは複製がたやすくないんです。
遺伝子組み換え野菜やキメラ・クローニングとは違う、
今現在の自分の複製を作るって基本的に出来そうもないんですよ。
脳のすべてをスキャン・コピー出来るほどのコンピュータもメモリもない筈。
出来たとしても、複製した時点でそれが機能する可能性は?
だって記憶とか習得したものってのは、積み重ねの上に乗せられているものだから。
その時をスパッと切り取って保存しても奥行き(過去)のない記憶なり技術なりになるのでは…。
読んでいる途中「アルジャーノンに花束を」を思い起こしてしまった。
でも何となく釈然としない。
何故なんだろう。
今回はSF仕立てのミステリらしい。
テレビ番組の人気リポーター・羽鳥亜里沙は、中学卒業を間近にした二月、冷凍睡眠装置の研究をする“未来科学研究所”を取材するために、つくば市に向かうことになった。撮影の休憩中に、ふと悪戯心から立ち入り禁止の地下五階に迷い込んだ亜里沙は、見てはいけないものを見てしまうのだが。どんでん返しの魔術師が放つ傑作ミステリー、待望の文庫化。 by Amazon
途中まではSFでした。
世間的には最後までSFなのかもしれないが…。
途中の伏線に気付いた時点で、なんかおかしいって思い、最後のまとめで、科学検証を捨ててしまっている。
この間の「チャッピー」もそうだが、生きているものって言うのは複製がたやすくないんです。
遺伝子組み換え野菜やキメラ・クローニングとは違う、
今現在の自分の複製を作るって基本的に出来そうもないんですよ。
脳のすべてをスキャン・コピー出来るほどのコンピュータもメモリもない筈。
出来たとしても、複製した時点でそれが機能する可能性は?
だって記憶とか習得したものってのは、積み重ねの上に乗せられているものだから。
その時をスパッと切り取って保存しても奥行き(過去)のない記憶なり技術なりになるのでは…。
読んでいる途中「アルジャーノンに花束を」を思い起こしてしまった。
でも何となく釈然としない。
何故なんだろう。