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流れ流れてきた此処は、終の棲家にふさわしいのか?入ってみなきゃ分からない、それがリスク。

スリープ

2015年07月05日 02時08分33秒 | 読書事
乾くるみさんです。

今回はSF仕立てのミステリらしい。

テレビ番組の人気リポーター・羽鳥亜里沙は、中学卒業を間近にした二月、冷凍睡眠装置の研究をする“未来科学研究所”を取材するために、つくば市に向かうことになった。撮影の休憩中に、ふと悪戯心から立ち入り禁止の地下五階に迷い込んだ亜里沙は、見てはいけないものを見てしまうのだが。どんでん返しの魔術師が放つ傑作ミステリー、待望の文庫化。 by Amazon



途中まではSFでした。

世間的には最後までSFなのかもしれないが…。

途中の伏線に気付いた時点で、なんかおかしいって思い、最後のまとめで、科学検証を捨ててしまっている。

この間の「チャッピー」もそうだが、生きているものって言うのは複製がたやすくないんです。

遺伝子組み換え野菜やキメラ・クローニングとは違う、

今現在の自分の複製を作るって基本的に出来そうもないんですよ。

脳のすべてをスキャン・コピー出来るほどのコンピュータもメモリもない筈。

出来たとしても、複製した時点でそれが機能する可能性は?

だって記憶とか習得したものってのは、積み重ねの上に乗せられているものだから。

その時をスパッと切り取って保存しても奥行き(過去)のない記憶なり技術なりになるのでは…。




読んでいる途中「アルジャーノンに花束を」を思い起こしてしまった。

でも何となく釈然としない。

何故なんだろう。