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流れ流れてきた此処は、終の棲家にふさわしいのか?入ってみなきゃ分からない、それがリスク。

カストロ氏死去

2016年11月27日 01時08分19秒 | 思考事

フィデル・カストロ氏死去=キューバ革命の英雄、90歳-「反米」の精神的支柱

 【サンパウロ時事】1959年にキューバ革命を成し遂げ、反米勢力の精神的支柱として国内外に強い影響力を与えたフィデル・カストロ前国家評議会議長が25日、死去した。90歳だった。死因は明らかにされていない。

 実弟のラウル・カストロ議長が国営テレビを通じて「キューバ革命の最高司令官が今夜(25日夜)午後10時29分、死去した」と発表した。遺体はフィデル氏の生前の意向で火葬され、9日間の服喪期間を経て12月4日に埋葬される。葬儀委員会が26日に開かれ、詳細が公表される見通し。
 半世紀近く国を統治したフィデル氏が2008年に議長を退いた後、キューバはラウル氏を中心とした集団指導体制に移行しており、フィデル氏の死去が政権に与える影響は限定的とみられる。
 ただ、ラウル氏は既に18年の引退を表明している。米国と国交を回復した政権が世代交代を急ぐ中、カリスマ的指導者の死は、変化の時代を迎えた国民の動揺につながる可能性もある。(2016/11/26-22:44)
時事通信



キューバ情勢はよく知らないが、2017年は世界的に激動の年になることだけ間違いない。

キューバのほかにも、

韓国の朴槿恵大統領。

アメリカのトランプ大統領。

フィリピン大統領とロシアのプーチン氏の動向の変化も気になる。

それを受けての安倍総理。

何となくきな臭い1930年くらいの雰囲気にならないと良いが…。

犬はどこだ

2016年11月27日 00時29分11秒 | 読書事
米澤穂信さんです。

これは、シリーズになっていない連作短編です。

開業にあたり調査事務所“紺屋S&R”が想定した業務内容は、ただ一種類。犬だ。犬捜しをするのだ。―それなのに舞い込んだ依頼は、失踪人捜しと古文書の解読。しかも調査の過程で、このふたつはなぜか微妙にクロスして…いったいこの事件の全体像とは?犬捜し専門(希望)、25歳の私立探偵、最初の事件。新世代ミステリの旗手が新境地に挑み喝采を浴びた私立探偵小説の傑作。 byAmazon




日本には、書く方も読む方も「ハードボイルド」に適した人間がほとんどいない。

って言う事がわかりました。

私の読書感では、ちょっとつまらない似非(ユーモア?)ハードボイルド。

Amazonのレビューだと「傑作」から「まぁまぁな作品」「わからない」まで様々。

米澤さんの「ダークな一面」も文章上ではあまり感じなかったが、最後の落としどころが「殺人」って言うのは全体の雰囲気とミスマッチ。

氷菓以下の諸作品では、それをオブラートに包むような(こういう常套句ってもはや過去のものかもしれない)内容から読み抜いて、ダークさを感じることができたのだが、今作は、それがメインのストーリと決着場所だ。

架空の世界で求められるエンタテインメントは、自由・平等・公平・正義・愛・誠・友情・情熱・成功・開花・覚醒など、ポジティブな事。

殺人の事実を放置してスルーするっていうこと自体は正義から反する。

それってハードボイルドの流儀にも反する。

それでいて「犬はどこか」を尋ねるのは、人として、未熟・身勝手・わがまま・屑のどれかであろう。

作品としての評価は低レベル。