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流れ流れてきた此処は、終の棲家にふさわしいのか?入ってみなきゃ分からない、それがリスク。

午後からはワニ日和

2016年11月09日 22時26分31秒 | 読書事
似鳥鶏さんです。

「イリエワニ一頭を頂戴しました。怪盗ソロモン」凶暴なクロコダイルをどうやって?続いて今度はミニブタが盗まれた。楓ヶ丘動物園の飼育員である僕(桃本)は解決に乗り出す。獣医の鴇先生や動物園のアイドル七森さん、ミステリ好きの変人・服部君など、動物よりもさらに個性豊かなメンバーが活躍する愉快な動物園ミステリ。  by Amazon



軽妙洒脱な文章と存在感のある人物描写で、私には読みやすい似鳥さんです。

推理と理論の組み合わせでちゃんとフーダニットのミステリになっています。

Dカラーバケーション (インディゴの夜)

2016年11月09日 22時13分31秒 | 読書事
加藤実秋さんです。

シリーズ4作目です。


風営法の改正に合わせ、club indigoは営業形態を変更。若手ホストが接客する、よりカジュアルな二部を設け、集客に効果をあげていた。だが、イマドキな若手ホストは都市伝説がらみのトラブルを運んでくるし、晶は豆柴と殺人事件に巻き込まれるし、憂夜が休暇を取れば厄介な問題が発生するしで、相変わらずの大騒動。新キャラクターも登場し、ますます好調のホスト探偵団シリーズ。  by Amazon



また、新たな人物も増え、方向性が変わったかな?

最初は、純粋にミステリしていたんですが、話数が多くなるにつれて、謎解きよりも「キャラ」つくりに比重が多くなっているようで。

読んで面白ければいいんだけど、店の場所も変わるし、営業形態も変わる(2部制)で、なんか現実からどんどん離れて行ってしまっているようでちょっと微妙。

江古田ワルツ

2016年11月09日 22時13分31秒 | 読書事
江古田にある日本茶専門喫茶店“ひとつぶの涙”には、今日もご近所さんが集まってくる。常連客の持ち込む話や、ふらりと立ち寄った一見さんの抱える悩みを、年齢不詳、自称・元サイコセラピストで元警視庁プロファイラーの“ママ”が鮮やかに解決する。クスリと笑えて心温まるエピソードで綴る全六話。  by Amazon

鯨統一郎さんです。

あのシリーズの数年後の世界です。

まぁ、いつもの鯨さんよりも少し低レベルかな?

万能鑑定士Qの最終巻 ムンクの〈叫び〉

2016年11月09日 21時57分33秒 | 読書事
松岡圭祐さんです。

「講談社から出る初めての万能鑑定士Qの物語」です。

読んだ先から物語の内容を忘れてしまう私です。


出発点となったリサイクルショップ<チープグッズ>に戻った凜田莉子。ムンクの絵画「叫び」の盗難事件を機に、過去最難関の謎へと導かれる。事件を追ううち、探偵になった小笠原悠斗との心のすれちがいにも、真意が見え始め……。人の死なないミステリ「万能鑑定士Q」シリーズ遂にここに完結。by Amazon

書評は絶賛の嵐ですが、私には小品の域を超えないものでした。

やっと終わったかっていう感じです。

でも、

このシリーズの読書スピードは速かった。

物によっての面白さに波はあったが、相対的に面白い本でした。

今は「探偵の探偵」シリーズも読みましたが、講談社になってから今一つ感があります。

でも「水鏡推理」も続けて読むけど。

冷たい太陽

2016年11月09日 21時38分54秒 | 読書事
鯨統一郎さんです。

何となく、買っちゃいました。

鯨さんの作品にしてはAmazonでの書評が良かったので。





でも、

皆が言うような、傑作じゃないような気がする。



読後に、爽やかさや満足感がない。

富樫さんのSROの描写は陰惨だが、読後は「面白い」。

「厭ミス」を読んでも満足感はある。



偏見かもしれないが、鯨さんだと「~のために苦労して設定しました」みたいなものが匂ってくるような気がして。

作品の質は、上々でしょう。

でも、好きな作品じゃない。

第45代アメリカ合衆国大統領の予定

2016年11月09日 21時30分52秒 | 思考事
[9日 ロイター] - 8日に実施された米大統領選において、共和党のドナルド・トランプ候補が民主党のヒラリー・クリントン候補に勝利した。ニューヨークの陣営本部で勝利宣言を行ったトランプ氏は、クリントン氏から電話があり、祝福されたことを明らかにした。



寝耳に水。

まず有り得ないと思っていたのが現実に。





そのうち、身近なもう一つのことも現実になるのか?

すごいぞ「君の名は。」

2016年11月08日 12時08分58秒 | 映像事
映画.comの「全国週末興行成績:2016年11月5日~2016年11月6日(全国動員集計)興行通信社提供 」によると。

「君の名は。」は9週連続1位だったんですが10週目に「デスノート Light up the NEW world」に抜かれました。

で、11週目には「デスノート Light up the NEW world」を抜いて再度1位。

東宝の「シン・ゴジラ」も頑張ったんでしょうが、日本の映画史に残る記録になりましたね。

おめでたい。



閑話休題。

監督の次回作は非常に厳しくなりましたね。

普通の興行成績でもバッシングになるんだろうな。

エイメン。

「君の名は。」は首位陥落

2016年11月02日 10時39分54秒 | 思考事
「デスノート」が初登場1位を獲得して「君の名は。」は9週連続TOPで終了。

「デスノート」の評判が良いようなので、ここからの巻き返しは厳しいでしょう。

それでも2位ですから、最終的な興収はいくらになるのでしょうか?

ふたりの距離の概算

2016年11月02日 10時15分05秒 | 読書事
米澤穂信さんです。

シリーズ5作目の長編です。

春を迎え高校2年生となった奉太郎たちの“古典部”に新入生・大日向友子が仮入部する。千反田えるたちともすぐに馴染んだ大日向だが、ある日、謎の言葉を残し、入部はしないと告げる。部室での千反田との会話が原因のようだが、奉太郎は納得できない。あいつは他人を傷つけるような性格ではない―。奉太郎は、入部締め切り日に開催されたマラソン大会を走りながら、心変わりの真相を推理する!“古典部”シリーズ第5弾。  by Amazon

書評ではかなり良いのですが…。

かなり特殊な高校という設定があったればこそ、マラソン大会がある種の「孤島もの」設定になっている。

奉太郎から見たらですが。



今回は、一つの事柄を多面的に見た場合のいろいろな見え方を基盤に推理していきます。

これこそ、本格ミステリのありようだと思うんですが、角川文庫でアニメ化されすぎな成果、ミステリとしての評価があまりされていないような。

ミステリではないのですが、この手法(一つの事象を別々の方向から見るという設定)は映画とかではよく見られます。

ちょっと前に観た「イレブンミニッツ」もそうでした。

でも、私にとってのベストは、吉田秋生さんの「ラヴァーズ・キス」ですね。

読後鳥肌が立ちました。