当ブログ記事が早さで一等賞でした。当ブログで取り上げた天牛堺書店天下茶屋店のシャッターに貼られた感謝のふせん本日の産経新聞などに。本日シャッターの付箋がすべて取り外されていました。常連客が新聞記事を。
本日、天下茶屋の整骨院へ。
帰りしな、ショップ南海天下茶屋1階にある天牛堺書店の場所に行ってみました。
シャッターに何やら新しい貼り紙が。
こちら側の面には、2-3枚しか付箋がはられていなかったので、多数の付箋がはられていた面に行きました。
すると、新聞記事がはられていて、多くの通行人が見ていました。
天下茶屋駅の1日乗降客数は、地下鉄が7.3万人。南海電車が7.2万人。合計で14.5万人。
シャツターが閉まっていても、この前を多くの人が通行します。
天牛堺書店天下茶屋店は、1998年のオープンとなっています。
左から順に。
掃除していたおばちゃんが、せっかくきれいにしたのにまた貼ってと怒っていました。
と言う事は、この新聞記事も、常連客がはったものです。
この話題、当ブログでは、2月4日に記事にしていたので、他のメディアより早く、早さで1等賞をとったわけです。
当ブログ 2019年2月4日記事 自己破産した巨大書店天牛堺書店天下茶屋店(西成区)のシャッターの前に貼られた利用者の声についに予約金として支払った金返せの貼り紙が。ZOZOタウン買い取っての声も。
当ブログ 2019年1月29日記事 ショック!天牛堺書店倒産で天下茶屋に行った時の遊び場が消滅。巨大書店が突然の閉店。自己破産。シャッターには涙を誘う客からの付箋が。たまっていたブルカポイントはどうなるの?沢田篤志弁護士説明して。
また、この感謝の付箋は、西成区の天下茶屋店だけの話であったことも判明しました。
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大阪から姿を消した「天牛堺書店」 もう開かないシャッターに、感謝のふせん続々と
2019年02月05日 17時00分 Jタウンネット

天牛堺書店・天下茶屋店(Osaka-Subway.comさんのツイートより
大阪府堺市を中心に12店舗を展開していた「天牛堺書店」が、2019年1月28日、大阪地裁堺支部に自己破産を申請、破産手続き開始決定を受けた。
天牛堺書店は1963年に創業。古本買い取り店から発足し、新書と古書を併売する業態で知られ、人気があった。最盛期には年売上高約28億円を計上したことも......。しかし集客力が年々低下し、店舗の閉店も相次いでいた。
突然の閉店から数日。ツイッターには、閉店を惜しむ人々のメッセージが閉じられたシャッターに貼られる様子の写真が投稿され、話題となっている。
「もう100枚を超えたか」
ツイッターに投稿されたツイートは、次のようなものだ。
天牛堺書店の天下茶屋店、メッセージカードがたくさん......( ?-? )
70枚ぐらいはあるんじゃないんでしょうか pic.twitter.com/YFEQxUrm1E
- Osaka-Subway.com (@OsakaSubwaycom) 2019年2月2日
撮影された場所は、天牛堺書店の天下茶屋店。大阪市西成区岸里にある、南海天下茶屋駅内「ショップ南海」にある店舗だ。シャッターには色とりどりのふせんが貼られており、
「必ず再び開店して下さることを信じています」
「今までめっちゃお世話になりました ありがとう!!!!」
など思い思いのメッセージが書かれている。なかには子供とみられる拙い字で、
「本やさんがなくなってさびしいです。わたしはこの本やさんがだいすきでした」
との思いがつづられたふせんもあった。
大阪の『天牛堺書店』が倒産して
店舗があったシャッターに
閉店を惜しむメッセージが沢山...
多くの人が 足を止めてメッセージに目を通す人で一杯でした pic.twitter.com/TTv8bBLRKs
- たてがみ@神楽 (@tategami_kagura) 2019年2月4日
シャッター前にはふせんとペンが用意されていて、閉店を受けての思いを自由に書き込める状況となっているよう。また別のユーザーの報告によれば、突然の閉店に際して、
「先に払ったお金を返してという請求」
もあったそうだ。こっちは、なんだか世知辛い。
------------------------------------------------------------------------------以下は、産経新聞
閉店の名物書店に常連客のメッセージ 感謝、惜別
「会社帰りのささやかな幸せでした」「ここの空間に何度も救われたことを僕は一生忘れません」「再会の日が必ず、早く、来ますように」-。1月に破産し閉店した書店「天牛堺書店」の天下茶屋店(大阪市西成区)のシャッターには、さまざまな思いを込めたメッセージが並ぶ。日に日に増えるそのメッセージからは、地域に愛された“町の書店”の姿が浮かび上がる。
大阪府南部を中心に12店舗を経営していた天牛堺書店(堺市南区)。新刊本と古本を併売するなど特徴ある売り方で知られた同書店が突然閉店したのは、先月28日のことだった。
天下茶屋店の閉じたシャッターには、閉店を知らせる破産管財人の紙が掲示されたが、その日のうちに、中学生と自己紹介しつつ、「僕を本好きにしていただきありがとうございました」と子供らしい字で書かれた紙が貼られたという。
それ以降、高校生のときにこの店を通して本が一層好きになり、今は教員をしながら学校の図書室を担当していることを記した便箋や、びっしりと思いが書かれた天牛堺書店のオリジナルブックカバーなど、店への感謝をつづった紙が次々と貼られていく。
幼い文字で「おじいちゃんとたくさんの本をかいました」と記されたものもあれば、「75才のおばあさんです。長い間ありがとう。淋しい限りです」といった内容もあり、幅広い世代に親しまれてきたことが伝わってくる。
シャッターには、「自由にお使い下さい」というメモとともにペンと付箋(ふせん)紙を入れたポリ袋が貼り付けられており、付箋紙がなくなっても誰かが補充している状況だという。
常連客だったというパートの女性(70)は「この店で好きな本を探して買って、前の喫茶店で読むのが生活の楽しみだった。ショックでショックで…」と声を詰まらせ、別の女性(69)も「言葉を読んでいると共感するところがたくさんある」と涙ぐんだ。
閉店と聞き、1月31日に、ツイッターで呼びかけて天下茶屋店前で“偲(しの)ぶ会”を開いた大阪市北区の会社員の田中冬一郎さん(44)は、「大阪南部から書店が一度になくなってしまったショックは大きい」と声を落とした。
会では10人ほどが集まり互いの思い出を語りあったという。「突然の閉店で心の整理ができず、モヤモヤした思いを抱えた人は多い。メッセージを貼り付けたり思い出を語ったりするのは、大切な場所を失った常連客同士のグリーフケアなのかもしれません」と話した。