アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

芽キャベツの芽

2010-02-16 22:07:57 | 林と畑と庭づくり

 昨年の春、庭の一角に畑らしき場所を作りました。畑と言っても、1×0.8mくらいの場所を三箇所ほど決め、周囲をすこし掘って古材や丸太を置いて境を作っただけ。

 耕しもせず畝を作りもせず、雑草は地面すれすれに刈って土の上に敷き、あまりに根の深い雑草は引き抜いて近くに逆さに置きました。

 そこに、ミニトマトやなす、ハーブ類、ズッキーニなど、所狭しと植えたものですから、夏の終わるころにはいろんな野菜が入り乱れて、知らないうちに実が落ちて腐っていることもしばしばでした。肥料には、たまにぬかと炭と灰をまきました。

 秋も半ば過ぎて、ほとんどの野菜が畑からなくなったころ、ホームセンターで芽キャベツの苗を見つけました。キャベツは難しそうですが、芽キャベツならうまくいくかもしれないとおもって、三つ買いました。うまくいけば、秋の終わりに収穫できるかなと期待しました。

 ところが案の定、季節はすぐに冬になり、苗はちっとも生長しません。このまま立ち枯れになるのだろう、と見ていたら、そのうち大雪が何度も降り、日当たりがあまりよくないこの畑は、ふたつきほどほとんど雪に覆われていました。

 ここ数日の陽気で、やっと雪は完全に溶けました。雪にも低温にもめげず、芽キャベツはおいしそうな葉っぱをつけています。でも、先っぽだけはキャベツのようですが、この野菜のどこにも、食べることのできる芽キャベツの姿はありません。

 じっと見ていて思い出しました。芽キャベツはたしか茎にできる、ということを。まさかと思いながら、葉っぱをよけてみました。

 ありました! 小指の爪の半分くらいの大きさのこぶみたいなものが、茎にびっしり付いています。これが、芽キャベツです! 3株ともすべて同じように付いていました。

 2月下旬の今日まで生き延びられたのだから、もうたぶん大丈夫です。春にはきっと新鮮な芽キャベツを食すことができるでしょう。うれしい!
コメント (4)
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