豊田市小原地区の西村自然農園が毎月開いている「暮らしを紡ぐ塾」に、はじめて参加しました。こちらでは、寒茶作りや麹作りを教えてもらいに行ったことはあるのですが、紡ぐ塾に参加するのははじめてです。
この塾は、四季折々の畑や野原から採れる野菜や野草、薬草を材料にして、食べ物やお茶や薬、保存食などを作ったりして、農園主の西村文子さんが生活の中から学んだいろいろな知恵や工夫を教えてもらえるものです。スケジュールはいつも驚くほど盛りだくさん。
今月は、紅茶作りをメインに、この季節の野草や野菜を使った料理屋保存食のつくり方が学べるというので、友人たちと参加しました。参加したのは、7月9日です。この日は10人の方が集まりました。

最初にまず紅茶作りの開始。西村さん宅のあちこちに生えているお茶の木の新芽を摘みました。ざるに広げてしんなりしてくるの待ち、洗濯板でもみます。

密閉容器に入れて暖かい場所におき、発酵させます。

3時間ほど経つと、お茶は少し赤みを帯び、青臭さが消えてきます。

発酵させている間、たくさんの仕事をこなします。拾ってきた梅はジャムにするのですが、あく抜きのためゆでこぼします。文子さんは2回行うそうですが、2回ともゆで汁が冷めるまで放置。これがあく抜きを徹底させるコツのようです。

冷めたらざるにあげ、水を切ってからフライパンでジャムを作ります。ジャムをフライパンで作るのは初めて。文子さんは、「フライパンは厚くて浅いので、ジャム作りに最適です」とおっしゃいます。砂糖はだいぶ水分を飛ばしてから入れます。右が文子さん。

今月食べる野草は、イノコヅチ。秋になると人間や動物に山ほど実を貼り付けて、取り除くのが面倒な困ったやつです。文子さんに言わせれば、あのイノコヅチが、「時々無性に食べたくなるほど」おいしい、のだそうです。

そしてこちらはイヌビユ。「イヌ」と頭につく野草は、たいていどうにもならないつまらない草と人々が思っている草なのだそうですが、これはおいしいのだそうです。

みんなで収穫した野菜と野草。ここでは、野菜と野草が同格に扱われています。

ミョウガずしを作っているところです。

野草は、アクの強い順からゆで、お湯を無駄にしません。

イノコヅチはゆでてからニンジンや油揚げと炒めて、塩麹で味付け。

ご馳走が並びました。真ん中下がミョウガずし。葉っぱの緑がきれいです。香りもあります。

新ジャガイモのコロッケとハコベ入りの卵焼きは、文子さんのご主人作。ご飯は、ニンジン葉とニンジンのそぼろg歩半です。数え切れないほどのおかずができました。最初、レシピをわたされたとき、お昼までにこんなにたくさんの料理ができるのだろうかと思いましたが、文子さんの段取りがよくて、きちんとお昼までに完了。驚きです。

食後は、発酵が終わった紅茶の焙煎に入ります。ホットプレートにコメ袋の紙をしき、その上で温めます。随所に文子さんの知恵が詰まっている作業です。

最低の温度で炒ります。だんだん紅茶の香りが。

焙煎した紅茶をいったんざるに通し、残ったものをさらに焙煎。

できた紅茶は、浸し時間が長過ぎて、ちょっとあおくささが残っていましたが、朝摘んだお茶の葉で午後紅茶が飲めるなんて感激です。しばらく前に文子さんが作ったウーロン茶も入れていただきました。こちらは、私が今まで飲んだウーロン茶の中では、香りが高くて最高でした!
こちらに来るたび、知らなかったことを学びます。私と同世代の文子さんですが、私が田舎暮らしにあこがれ始めた30年近く前、彼女はすでに当地に移住し、土になじんだ生活をはじめていました。長い年月の間に彼女が培った知恵と工夫はすばらしい。遅ればせながら、これから少しずつ、彼女から学びたいと思っています。
この塾は、四季折々の畑や野原から採れる野菜や野草、薬草を材料にして、食べ物やお茶や薬、保存食などを作ったりして、農園主の西村文子さんが生活の中から学んだいろいろな知恵や工夫を教えてもらえるものです。スケジュールはいつも驚くほど盛りだくさん。
今月は、紅茶作りをメインに、この季節の野草や野菜を使った料理屋保存食のつくり方が学べるというので、友人たちと参加しました。参加したのは、7月9日です。この日は10人の方が集まりました。

最初にまず紅茶作りの開始。西村さん宅のあちこちに生えているお茶の木の新芽を摘みました。ざるに広げてしんなりしてくるの待ち、洗濯板でもみます。

密閉容器に入れて暖かい場所におき、発酵させます。

3時間ほど経つと、お茶は少し赤みを帯び、青臭さが消えてきます。

発酵させている間、たくさんの仕事をこなします。拾ってきた梅はジャムにするのですが、あく抜きのためゆでこぼします。文子さんは2回行うそうですが、2回ともゆで汁が冷めるまで放置。これがあく抜きを徹底させるコツのようです。

冷めたらざるにあげ、水を切ってからフライパンでジャムを作ります。ジャムをフライパンで作るのは初めて。文子さんは、「フライパンは厚くて浅いので、ジャム作りに最適です」とおっしゃいます。砂糖はだいぶ水分を飛ばしてから入れます。右が文子さん。

今月食べる野草は、イノコヅチ。秋になると人間や動物に山ほど実を貼り付けて、取り除くのが面倒な困ったやつです。文子さんに言わせれば、あのイノコヅチが、「時々無性に食べたくなるほど」おいしい、のだそうです。

そしてこちらはイヌビユ。「イヌ」と頭につく野草は、たいていどうにもならないつまらない草と人々が思っている草なのだそうですが、これはおいしいのだそうです。

みんなで収穫した野菜と野草。ここでは、野菜と野草が同格に扱われています。

ミョウガずしを作っているところです。

野草は、アクの強い順からゆで、お湯を無駄にしません。

イノコヅチはゆでてからニンジンや油揚げと炒めて、塩麹で味付け。

ご馳走が並びました。真ん中下がミョウガずし。葉っぱの緑がきれいです。香りもあります。

新ジャガイモのコロッケとハコベ入りの卵焼きは、文子さんのご主人作。ご飯は、ニンジン葉とニンジンのそぼろg歩半です。数え切れないほどのおかずができました。最初、レシピをわたされたとき、お昼までにこんなにたくさんの料理ができるのだろうかと思いましたが、文子さんの段取りがよくて、きちんとお昼までに完了。驚きです。

食後は、発酵が終わった紅茶の焙煎に入ります。ホットプレートにコメ袋の紙をしき、その上で温めます。随所に文子さんの知恵が詰まっている作業です。

最低の温度で炒ります。だんだん紅茶の香りが。

焙煎した紅茶をいったんざるに通し、残ったものをさらに焙煎。

できた紅茶は、浸し時間が長過ぎて、ちょっとあおくささが残っていましたが、朝摘んだお茶の葉で午後紅茶が飲めるなんて感激です。しばらく前に文子さんが作ったウーロン茶も入れていただきました。こちらは、私が今まで飲んだウーロン茶の中では、香りが高くて最高でした!
こちらに来るたび、知らなかったことを学びます。私と同世代の文子さんですが、私が田舎暮らしにあこがれ始めた30年近く前、彼女はすでに当地に移住し、土になじんだ生活をはじめていました。長い年月の間に彼女が培った知恵と工夫はすばらしい。遅ればせながら、これから少しずつ、彼女から学びたいと思っています。