アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

幼稚園にリンゴジャムスコーンを納品しました。

2013-03-11 18:14:49 | アンティマキの焼き菓子とパン
   先週金曜日、みよし市の三好ヶ丘聖マーガレット幼稚園に、241個のスコーンを納品しました。

   こちらの幼稚園では、月1回の誕生会には、全員の園児に同じおやつを食べさせてやりたいと考え、昨年春からアレルギーの子供でも食べられるおやつを提供しておられます。

   なるべく体に障りのないお菓子を探しておられたこの幼稚園の先生方からのご依頼で、昨秋、第1回目の納品をしました(コチラ→)。そのときは、ブルーベリースコーンだったのですが、今回は、飯田産の低農薬栽培のリンゴを家で煮たジャムをはさんだリンゴスコーンにしました。いずれもお子さんの小さな口にあわせて、いつものより小ぶりのスコーンです。

   園児全員と先生方、それに誕生月の園児のご父兄、あわせて241個の注文をいただいたわけですが、うち1個は、別の材料を入れたスコーンにしました。前回と同じく、豆乳アレルギーのお子さんのため、豆乳を水溶きした玄米クリームにかえたのです(コチラ→)。
   前日の夕方、製造している最中に、幼稚園の先生からメイルが入りました。「一人、リンゴアレルギーの子がいます。何も入れないスコーンにかえてもらえませんか?」

   何も入れないスコーンではかわいそうなので、急遽、ブルーベリースコーンを2個だけ作りました。それにしても、リンゴアレルギーとは初耳です。FBに書いたら、「どんな果物でも触るだけで反応する方もいる」と、教えてくれた人がいました。一切の果物が食べられないどころか、触れないとは! 木の実や果物は、人間が狩猟採集生活していた頃から食べていたもの。それが食べられないとは、大変な事態です。

   私のところには家庭用のガスオーブンと業務用の小さめのガスオーブンがあり、この二つを使って、一回にこの小ぶりのスコーン84個を焼く計算で、朝から仕事していました。計3回の焼成で完了する計算です。

   夕方にはほぼ終了の予定だったのですが、最後の仕込みに入ったとき、ふと、「2回目のスコーンに粗糖を入れるのをわすれたかな?」と気になりました。つまんでみたら、生地に味がない! やはり、忘れました。

   というわけで、夜にまた作りなおし。結局合計336個のスコーンを焼きました! すっかり仕事が終わったのは夜の11時でした。

   粗糖なしのスコーンは、クラッカーにジャムをのせたような味で、それはそれでおいしい。幼稚園の先生のおやつに注文品と一緒にちょっと持っていき、友人達にも配りまわりました。

   私と同じような味覚の持ち主だからか、友人も家人も、「これはこれでおいしい」とコメント。失敗は成功の母とまでは行かなかったけれど、新しい発見をしました。


   
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三好ヶ丘ラヴィマルシェに行ってきました。

2013-03-11 14:14:29 | 小さな旅
   稲武から車で1時間半たらずでいける場所で、昨年の暮れから毎月マルシェが開かれています。三好ヶ丘ラヴィマルシェ。無農薬のサフランを栽培しているサフランファームが主催しているイベントです。ほとんどずっと田舎道なので、私一人の運転でも、楽にいけそうなところ。それで、昨日、下見に行ってきました。

   どんよりした曇り空。おとといまでの暖かさが嘘のような薄ら寒い日でしたが、三々五々、近隣の方々が集まってきているようでした。

   みよし市の豊田市よりのはずれにある三好ヶ丘は、昔は他地方から入植した人が牧場や広い農園を開いていた、丘陵地帯です。いまや、その僻地が新興住宅地となって、たくさんの家が立ち並んでいます。ラヴィマルシェは、そうした住宅街のなかにあるビルの駐車場で開かれています。

   出店しているお店は、8,9軒ほど。駐車場の一角にしつらえられているトタン屋根の下で店を出していました。

   こちらの野菜は、主催者のサフランファームのコーナーで買いました。小さな袋に入っているのが、豊田の畑で育てられているサフラン。サフランご飯を試食させてもらいました。まったくの無農薬栽培。秋には球根も販売するそうなので、買って植えてみたいと思います。太いネギも無農薬。袋に入っている野菜は近隣の畑で採れた低農薬のほうれん草、なばな、ブロッコリーです。

    旭地区の福蔵寺ご縁市やグリーンママンの朝市でご一緒したことのある玄米日和さんも出店。先日のよさみガーデンマルシェでもお会いしました。この日買ったのは、無農薬のアマランサス、自家製ごま塩、ゴボウクッキー。絹のレッグウォーマーも買ったつもりでしたが、なぜか荷物に入っていません。落としたみたいです(泣)。

こちらの野菜は、東郷町の、東郷ナチュラルファームで作られたもの。太い下仁田ネギがおいしそうです。今夜鉄板や焼きにするつもり。名古屋市郊外の東郷町の畑で、落葉などの自然堆肥以外、肥料も農薬も使わないで育てているそうで、農業塾も開いているそうです。連絡先は、09065904788(金子真由美さん)、メイルは、erimak.@ezweb.ne.jpまで。
 
    こちらも無農薬のお茶。豊田市の山下友子さんが栽培しています。茶園は竜神町にあるそうです。試飲させてもらった抹茶と玄米のお茶がおいしかった。買ったのは、ほうじ茶です。いろいろいいものを作っているところが、比較的身近な場所にあると知ってうれしくなりました。

    売っている方のお名前は分からないのですが、彼女のご実家で作られた自家製ユズ果汁。そして、ユズとヨーグルトで発酵させた天然酵母で作ったパンです。ユズ果汁を使ったチラシ寿司や紅白なますのレシピもくれました。先日12年ぶりに出した私の雛のごちそうに、このユズ果汁を使った散らし寿司を作ることにします。

    いまはまだささやかなマルシェですが、興味をそそられる食べ物や鉢植などがいろいろありました。あ、忘れていました! 毎月共同購入している瀬戸の豆腐屋しろも、毎月出店しています。いつも決まって注文するすくい豆腐とあげのほかに、固めの豆腐と普通の木綿豆腐も買いました。

    このマルシェは、毎月第二日曜日の朝10時から午後1時か2時頃まで開かれています。アンティマキも、できれば夏ごろ出店したいと思っています。こちらのマルシェについての詳しい事柄は、サフランファームまでお問い合わせ下さい。

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