今年は梅のなり年だそうです。
昨年は、梅がなかなか手に入らなくて、友人に頼み込み、彼女の友人のご実家、岐阜の山里で採れたものをいただきました。大事なその梅で梅干しとシロップを漬けたのですが、今年は、その場所にはクマの出没が危ぶまれるようになったため、採取に行けそうもないとのこと。どうしたものかと思っていたら、先月末、たまたま梅収穫時に訪れたある場所で、立派な大きな梅の実を結構な量、頂けました。
その後、自宅の庭の隅にある梅の木にも、まずまずの実ができているのを発見。崖っぷちに育っているので、とるのが大変でしたが、なんとか6キロほど採取しました。こちらは小さめなので、シロップに。
左は甜菜糖、右は黒糖と粗糖。どちらにも、米酢を少しあとから入れました。
こちらは、甜菜糖の氷砂糖。上からレモン果汁を注ぎました。
某所でいただいた梅のほうは、梅干しにしたかったので一週間近く放置し、色づくのを待ちました。でも、木で熟したものでないので、傷がだんだん目立ってきました。
もう少し黄色くなるまで待ちたかったのですが、そうしていると、梅干しにする量がどんどん減りそう。それで、青いものも交じっていましたが、漬けました。
いつもわたしは、塩を梅の20%入れています。今や当たり前になっている減塩の梅干しに比べたらかなり塩からい。今年は、18%に抑えてみることにしました。
毎年大量に漬ける友人は、16%にしているとのこと。そこまで下げるのはちょっと心配なので、18%でひとまず試みることにしました。
友人は、焼酎を少量梅の実に絡ませるようにしてから塩漬けにする、というので、それも真似してみました。使った焼酎は、枇杷の葉エキスやドクダミエキスを漬けるときに使う、35度の米焼酎、天領です。
今年の最大の試みは塩。マザーソルトを使ってみました。この塩、中国の岩塩なのですが、ただ採掘したものではなく、一定期間寝かせたものだそうで、体に必要なミネラル分を相当に含んでいるのだそう。減塩ではなく、この塩なら、摂ることでいろいろな症状が除かれ、健康になったというデータもあるそう。今年は、味噌も一部この塩を使って仕込んだのですが、梅漬けにも使うことにしました。贅沢な梅漬けができそうです。
今日は近くの友人宅に行って、梅の様子を見てきました。うちの梅と同じ小ぶりの梅ですが、こちらはうちよりはるかに、取りやすいところにあります。ここなら、木で熟した梅を下に落として拾えます。一週間後に採取に来ることになりました。無農薬の梅がいただけるなんて、ありがたいことです。豊作のうちに、たくさん梅干しを作っておこうと思います。