昨日、名古屋の友人を案内して、初夏の稲武で体験観光をしてきました。
最初に訪れたのはどんぐりの里近くの棚田。ラベンダー畑での収穫体験です。
お値段は880円。30分以内で採り放題です。
数年前から毎年参加していますが、なかなか思うようにたくさん採れない。今年こそはと意気込んで臨みました。
でも採れたのはこれだけ。それでも100本は越えたかな。
お昼ご飯はヒトトキへ。久しぶりに訪れたのですが、知人友人たちに出会い、しばし歓談。ギャラリーを兼ねた広い店内は、相変わらずセンスがよくて気持ちいい。
いただいたのは、カレー2種とサラダ付き。ひよこ豆のカレーとドライカレーを選びました。
食後は、大野瀬町のまいにちブルーベリーへ。つい先日開園したばかりです。20近く前に栽培を始めた園内のブルーベリーはずいぶん背の高いものもあり、まるでブルーベリーの森。わたしはこちらの、適度に刈った草地が好きです。
実の裏までよく見て濃い紫色に熟れているものだけを取るようにと、園に入る前に園主から教えてもらったのに、裏側を見るのをついついわすれて口に入れ、酸っぱいのもいくつか食べましたが、それもまた新鮮な味がいい。十分熟れた実にあたったときは心のうちで喝采。お昼ご飯を食べた直後で、到底食べられないと思ったはずなのに、いつの間にか次から次に口に入れていました。
ブルーベリー園の横を流れる川。涼しい風が吹いていました。早春のころ、この近くをハイキングした時、日本カモシカがじっとこちらを眺めているのに出会いました。鳥をはじめ、たくさんの獣がやってくる場所にあるので、実を食べられたり、木を折られたりとひどい被害にあうのは必然。それでネットが張られているのですが、色が白いせいか、園内にいる間は、ほとんどネットは気になりません。
まいにちブルーベリーは食べ放題で大人1200円。お持ち帰りは大きさによりそれぞれ別料金が必要です。時間制限はありません。
ブルーベリー狩りの後は、隣村の設楽町名倉へ。おととしまでの2年ほど毎年開かれていたオープンガーデンの常連の参加者である友人宅の庭を見せてもらいに行きました。
私は1週間前にもお邪魔したところなのですが、たった1週間で庭の花は様変わりしていました。今回の主役はエキナセアと各種あやめ。
低めの山と田んぼが借景になって、広い庭がさらに広く見えます。
ご自分たちで植えただけでなく、こぼれ種で次々に増えているので、雑草の生える余地がないようです。
お庭は毎年少しずつ拡張しています。下の写真はノアザミ。
こちらは、野の花が主になっている花壇です。
都忘れの前にあるのはウツボグサというのだそうです。
私宅の草の庭とは月とスッポンの違いのあるこちらのガーデン。来年こそはオープンガーデンが開かれて、多くの人に見ていただけるといいなあ。
帰り道にある、冬の稲武のミニ観光地・氷瀑の前にある山の水場で、友人のために用意したペットに水を汲んでもらい、名古屋へのお土産にしてもらいました。
初夏の一日、山里の自然の中でふたつも体験できました。こんな日は、わたしにもめったにないこと。友人ががきてくれたおかげで、いつものありふれた景色が違って見えたことでした。ああ、満足。