本日は、ふたつきぶりの、どんぐり工房定例染め講習会でした。
今日の染め材料のひとつは、アカネ。久々です。使ったのはインドアカネです。
一般の草木染めは、たいてい染めてから媒染するのですが、このアカネ染めは、先媒染したほうが赤の色が冴えます。それでいったんすべてアルミ溶液で媒染してから、アカネの染液に。木綿も絹も茜空の色になりました。
以前、先媒染ではなく、あとで媒染した時は、木綿はピンクになったと記憶しています。きょうは、木綿も絹もあまり違いは出ませんでした。目の覚めるような色です。
もう一種類はマリーゴールド。去年いただいた花を冷凍しておいたものをつかいました。
アルミ媒染で鮮やかな黄色に、鉄媒染でオリーブ色になりました。
今日は初めての方が4名もお見えでした。いずれも名古屋や豊川と、遠方から。初めての折に、色味の全く異なる染色体験をしていただけてよかったことです。
右から2枚、1枚置いて、その次の2枚は、いずれも絹の端切れ。右から5枚目は最初から染液に入れたものですが、あとの3枚は染液が薄くなってから浸けたもの。ピンクになったもの、オレンジ色になったもの、その中間のような色になったものと3種それぞれの色になりました。絹と言って人からいただいた布の端切れですが、もしかしたら、何かの混紡なのかもしれません。おもしろいことです。
こちら、手前の2枚もやはり絹の端切れです。力の弱くなった染液でもこれだけの色が出るのはうれしい。
さて、来月の染め講習会は、今年最後。ウールの染めをいたします。古いけれど捨てられないセーター、シミの付いたカーディガンなどお持ちください。生まれかわります。くわしくは、どんぐり工房のホームページをご覧ください。