アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

きょうの氷ばく

2013-01-03 14:47:03 | 稲武のモノ・コト・ヒト・バ
   お昼ごろ、細かい雪がたくさん降るなか、氷ばくのようすを見に行ってきました。

   下から見上げるとまだこんな状態です。木組みがはっきり見えます。

    でも、右側の木々の枝はしっかり凍り付いています。枝の形や水の落ちかたによって形が自然に作られるのがおもしろい。

    このところ毎日、土地の持ち主で、氷ばくの作り手であるMさんが、沢の水を出しっぱなしにして木組みにかけているはずなので、あと数日ですっかり氷の滝になっていると思います。

    自宅近くの道路表示では、気温-2度を指していました。家の裏から下の林をのぞいて撮ったところ。ツガの間に、芽を出し始めているケヤキが赤く煙ったように見えます。真冬とはいえ、木々はもう春の準備を始めています。
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きょう作ったタベモノ

2013-01-02 23:56:45 | 手作りのたべもの
   きょう、若い友人Kちゃんが遊びに来ることになったので、昨夜からピザを仕込みました。私のピザは、中力粉と強力粉がほぼ半々。一割ほどの全粒粉も必ず入れます。酵母はホシノ。

   彼女が到着する予定の10分前に急いで伸ばしたので、かなり厚めのピザになりました。トマトソースは夏に作って瓶詰めした自家製。なにもかも大切りで、急いで作ったさまがあらわなピザですが、おいしいといってもらえました。よかった。

    前に、Kちゃんのお父さんが作ったサツマイモをたくさんいただいたので、そのサツマイモでなにか作ってお返ししたいと思って、これも今朝急遽作ったサツマイモケーキ。

     先日ユズと一緒に甘く煮たサツマイモの残りをつぶし、角切りにしてオイルをかけて焼いたサツマイモと一緒に生地に混ぜ込みました。リンゴの甘煮とレーズンも入れました。味を見ながら、加減して作ってみましたが、甘酸っぱさがなかなかいけます。サツマイモの芋くささがユズで消えています。2月に豊田市の街中で開かれるイベントに、出品してみたくなりました。しばらく試作をつづけてみます。

     こちらは、正月に友人たちに送ろうと思って作ったパン。クルミとレーズン入りのカンパーニュです。試作を兼ねて作ってみました。感想をきいてから、さらに試作を重ねるつもりです。

     稲武はきょうも雪が降らずになんとか持ちこたえました。どんぐりの里いなぶは今日から初仕事。雪が降らないとお客さんはけっこう来て下さるようです。アンティマキは、穀物クッキーを4種納品しました。あさっては、できればスコーンも販売する予定です。そろそろオカキの仕込みも開始します。

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自然にできたカタチ②

2013-01-02 23:30:35 | 道端観察記録
 今朝9時頃軒下で見つけたのがこの不思議な氷です。容器に入っていた水が凍って、その上に、氷が立ち上がったような形ができていました。平べったい。なにがどうなって、こんな形になったのでしょうか? 軒下にあったものなので、上から落ちてきた水滴が落ちる寸前凍ったのか、それとも、上からずっと凍っていたものが、溶けてこれだけになったものなのかもしれません。

   数日前、お昼頃降りだした雪がたちまち枝に凍りついたようにくっついて、白いミツマタの花の周りを固めました。

   こちらは、ずっとまえにどこかで拾ったもの。長い左手を右手で支えているうちに一体化した、という体です。

    じっと見ていると、諸星大二郎の漫画を見ているような錯覚を覚えます。
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なべ汚しあずきのぜんざい

2013-01-01 17:14:07 | 手作りのたべもの
   稲武の新年は、一面の霜で明けました。昨年のような大雪にならず、ひと安心です。

   とはいえ、密閉した室内でも、火の気がないと4度以下。薪ストーブを焚いて火鉢にも火を入れ、1時間ほどたつと、やっと温度計が10度を指し、ほっと一息つきます。

   昼前に、ストーブに鍋を仕掛けて小豆を煮始め、午後、ぜんざいを作りました。使った小豆は、年末に入手した長野産のなべ汚し小豆。写真右側の黒いほうです。

   左は普通の大納言。どちらの小豆も無農薬無化学肥料で育てられたもので、友人を介して手に入れることができました。昨年は大納言だけお願いしたのですが、今年は、友人の勧めがあって、なべ汚しも買ってみました。

    私はぜんざいをつくるとき、いつもゆでこぼしということをしません。小豆のあくもそのまま食べてしまいます。ただし、たいていは、黒砂糖で甘味をつけるので、黒砂糖のあくと小豆のあくが相殺されて、こくのある甘味になるように思っていました。

    でも、今回は、なべ汚し小豆の黒さが、煮たあとまでどれほど残るものか知りたかったので、粗糖を使いました。私がぜんざいを作るときの砂糖の量はいつも適当。でも、たぶん普通よりかなり控えめだと思います。

    以前地元の若いお嫁さん世代の人にふるまったことがありましたが、彼女たちは異口同音に、「このぜんざいだと、うちのお義母さんは「砂糖屋が遠かったのだね」というわ」といいました。「甘さが不足していることへの皮肉」なのだそうです。

    今回は、ネットで検索して、はじめて一般のぜんざいというものの砂糖の量を知りました。なんと、小豆とほぼ同量か少し多め。それでは、と、私はきっちり小豆の半分量にしてみました。塩は小さじ半分ほど。

     できました。日射しの加減で違って見えますが、どちらのお椀も黒いほうのなべ汚しです。あくはほとんどなく、おいしい。しっかりした小豆の味がします。 

    ぜんざいに入れたもちは、年末に搗いた玄米もちと3分搗きもち。今年は火鉢で焼いてみました。時間がかかると思いましたが、けっこう早いうちにふくらみ、こうばしいこげ色もつきました。昔、子供のころには火鉢でもちを焼いたこともあったのですが、もっとかなり長い時間がかかった気がします。子供には、じわじわ焼けてくるもちを見て楽しむ余裕はなかったのでしょう。

    ところで、このなべ汚し小豆、ネットで検索したら、長野の一軒の農家が生産していることしかわかりませんでした。名前の由来は、たぶん黒いから。なべを汚しそう、と思われたからだと思うのですが、ほんとうに汚れるかどうかは、今夜ぜんざいの鍋を洗ったときに分かるはずです。
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