日本農業新聞 e農ネットの[流通ウオッチ]に「野菜 機能性で売れ 抗酸化力、免疫力、ビタミンC・・・ 成分前面にPR好調 (2014/2/3)」という記事が出ていた。
内容は以下の通り
健康志向の高まりを受け、野菜の成分を前面に押し出して有利販売につなげようという動きが活発になってきた。
需要拡大への販売手法として一役買いそうだ。
・医療費削減も期待
老化や生活習慣病のもとになる活性酸素を消す役割のある抗酸化力。
野菜の持つこの力に着目しているのが東京・赤坂アークヒルズにあるこだわり農産物販売店「ベジマルシェ」だ。
抗酸化力を三つの星の数で強さを示し、ミニトマトは星三つが400円、一つが300円、ゴボウは、星三つで250円、一つが200円など価格差を付けて販売している。
野菜を大きさ、形などの見た目ではなく、「中身」を評価して価格を付けている点が全国でも珍しい。
「味が濃い」など食味の評価も高く、健康志向の常連客をつかんでいる。
同店は、野菜や果実の栄養や機能性に関する研究を手掛けるデザイナーフーズが2010年8月に開店した。
同社はこれまで2万検体以上の野菜を分析しており、この研究データに基づいて抗酸化力を区分している。
店には常時70~80種類の旬の野菜が並ぶ。
商品を抗酸化力(ホウレンソウ、ニンジン、トマトなど)、「免疫力」(ダイコン、カブ、ハクサイなど)、「解毒力」(ショウガ、ネギ、ニンニクなど)の三つの機能に分けて陳列している。
市場などから調達した野菜を非破壊の測定機で全て検査し、その場で包装して、店頭に並べる。
店頭では試食もできる。
同社の市野真理子取締役は「抗酸化力の高い食事を取ることが健康、長寿につながる。健康に役立つ野菜を提供することで、社会的な問題となっている医療費の削減にもつながる」と期待する。
・認証導入し優位性
宮崎県とJA宮崎経済連でつくる「みやざきブランド推進本部」は、健康成分の含有量について、国が示す標準値より多いと裏付けられた農産物を認証する「健康」認証の第1号にピーマンを認定。
今シーズンから小袋に2次元コード(QRコード)を付けて同県産ピーマンにビタミンCが豊富に含まれていることをPRしている。
「小売店に評価してもらい、売り場が広がるなど競合産地との優位性を出している」(宮崎経済連)という。
野菜のビタミンCは、日射量が多いと増える傾向があると分かっている。
同県は日射量が全国トップクラスだ。
05~13年にサンプル218点を取ったところ、県産ピーマンの年間平均のビタミンC含有量は、日本食品標準成分表よりも1.3倍多い結果となった。
これまでの試食宣伝では料理法の提案が中心だったが、宣伝資材を配り健康もPRしていく考えだ。
埼玉県では抗酸化や発がん予防など、県産野菜が持つ健康成分を発信し、販売とブランド力を進める試みを始めた。
専門機関に成分分析を依頼、スーパーなどの店頭で広くPRする。
ブロッコリー、サトイモ、エダマメを取り上げ、今年から品目を広げる。
健康成分の含有量を高める栽培方法の試験も始める。
・生鮮の表示検討
現状で食品の機能性効果を表示できるのは栄養機能食品と特定保健用食品に限られている。
消費者庁は昨年末に「食品の新たな機能性表示制度に関する検討会」を立ち上げた。
一般食品にも適用が広がるよう検討し、来年3月をめどに結論をとりまとめる方針だ。
野菜や果実の消費拡大運動を手掛けるファイブ・ア・デイ協会は「機能性表示が生鮮食品にも認められれば、野菜や果実の価値が高まり需要拡大につながる」とみる。
というもの。
「農産物だから」という考え方を改め、自由に発想していく事で、新しい販売形態が見つかることは、思った以上にあるだろうと思っている。
地域では、自分たちの育てている農産物を、どのように見ているだろうか。
内容は以下の通り
健康志向の高まりを受け、野菜の成分を前面に押し出して有利販売につなげようという動きが活発になってきた。
需要拡大への販売手法として一役買いそうだ。
・医療費削減も期待
老化や生活習慣病のもとになる活性酸素を消す役割のある抗酸化力。
野菜の持つこの力に着目しているのが東京・赤坂アークヒルズにあるこだわり農産物販売店「ベジマルシェ」だ。
抗酸化力を三つの星の数で強さを示し、ミニトマトは星三つが400円、一つが300円、ゴボウは、星三つで250円、一つが200円など価格差を付けて販売している。
野菜を大きさ、形などの見た目ではなく、「中身」を評価して価格を付けている点が全国でも珍しい。
「味が濃い」など食味の評価も高く、健康志向の常連客をつかんでいる。
同店は、野菜や果実の栄養や機能性に関する研究を手掛けるデザイナーフーズが2010年8月に開店した。
同社はこれまで2万検体以上の野菜を分析しており、この研究データに基づいて抗酸化力を区分している。
店には常時70~80種類の旬の野菜が並ぶ。
商品を抗酸化力(ホウレンソウ、ニンジン、トマトなど)、「免疫力」(ダイコン、カブ、ハクサイなど)、「解毒力」(ショウガ、ネギ、ニンニクなど)の三つの機能に分けて陳列している。
市場などから調達した野菜を非破壊の測定機で全て検査し、その場で包装して、店頭に並べる。
店頭では試食もできる。
同社の市野真理子取締役は「抗酸化力の高い食事を取ることが健康、長寿につながる。健康に役立つ野菜を提供することで、社会的な問題となっている医療費の削減にもつながる」と期待する。
・認証導入し優位性
宮崎県とJA宮崎経済連でつくる「みやざきブランド推進本部」は、健康成分の含有量について、国が示す標準値より多いと裏付けられた農産物を認証する「健康」認証の第1号にピーマンを認定。
今シーズンから小袋に2次元コード(QRコード)を付けて同県産ピーマンにビタミンCが豊富に含まれていることをPRしている。
「小売店に評価してもらい、売り場が広がるなど競合産地との優位性を出している」(宮崎経済連)という。
野菜のビタミンCは、日射量が多いと増える傾向があると分かっている。
同県は日射量が全国トップクラスだ。
05~13年にサンプル218点を取ったところ、県産ピーマンの年間平均のビタミンC含有量は、日本食品標準成分表よりも1.3倍多い結果となった。
これまでの試食宣伝では料理法の提案が中心だったが、宣伝資材を配り健康もPRしていく考えだ。
埼玉県では抗酸化や発がん予防など、県産野菜が持つ健康成分を発信し、販売とブランド力を進める試みを始めた。
専門機関に成分分析を依頼、スーパーなどの店頭で広くPRする。
ブロッコリー、サトイモ、エダマメを取り上げ、今年から品目を広げる。
健康成分の含有量を高める栽培方法の試験も始める。
・生鮮の表示検討
現状で食品の機能性効果を表示できるのは栄養機能食品と特定保健用食品に限られている。
消費者庁は昨年末に「食品の新たな機能性表示制度に関する検討会」を立ち上げた。
一般食品にも適用が広がるよう検討し、来年3月をめどに結論をとりまとめる方針だ。
野菜や果実の消費拡大運動を手掛けるファイブ・ア・デイ協会は「機能性表示が生鮮食品にも認められれば、野菜や果実の価値が高まり需要拡大につながる」とみる。
というもの。
「農産物だから」という考え方を改め、自由に発想していく事で、新しい販売形態が見つかることは、思った以上にあるだろうと思っている。
地域では、自分たちの育てている農産物を、どのように見ているだろうか。
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