こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

最低のチャーハン

2011年03月10日 23時30分39秒 | Weblog
お米の勉強のためには、玄米でも発芽玄米でも食べるのだが、自分の食感としては、やはり玄米や発芽玄米は苦手。
しかし、少しダイエットをしようと考えているし、手元に発芽玄米が沢山ある事から、この数日、夕ご飯は発芽玄米に白米をブレンドして食べている。

今日は、発芽玄米と白米を5:5でブレンドすることにしたのだが、白米は試食した後の余り物のために品種が解らない。
「危険なブレンドになるかも」という思いはあったが、「たぶん大丈夫だろう」という安易な気持ちもあったので、そのままブレンドして炊いてしまった。

炊きあがりは「やや柔らかいかな」という程度であったし、冷蔵庫の中の食材も限られていたので、「これならチャーハンが出来るな」と、チャーハンを作り始めたのだが、これがとんでもない間違いであった。

ご飯を炒め始めたら、パラパラになるどころか、柔らかさが粘りに変わってきてしまったし、米粒も粘りでくっついてきて、最後の方では糊のようになってしまったのだ。
よって出来上がった物は、チャーハンとは程遠いいものというか、全く別のもの。
とにかく美味しくなかったのだが、捨ててしまうなんて、そんな勿体ない事は出来ないので、最後まで食べきってしまったが、食べきる頃になって、ようやく気が付いたのは、使用した白米は「ミルキークイーン」だったということ。

チャーハンなんて、出来るはずが無い品種だったのだ。
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高知県南国市が動き出した

2011年03月09日 12時48分07秒 | Weblog
講演に行った際に、高知県南国市で栽培されている「南国そだち」を、お盆前後を目指して出荷できる地域のブランド米として、特別栽培で栽培してデビューさせようと提案していた。

しかしその後、しばらく音沙汰が無かったことから、気象被害による品質低下や青米混入への懸念などの問題から、「やはり厳しいのか」と、半ば諦めていたのだが、今回、県産米のブランド化にチャレンジしたい思いのある生産者組織が見つかったと連絡が入った。

連絡内容からすると、高知県でも有数の大規模稲作経営の生産者組織で、常に新しい方向性に向かって積極的に取り組んでいる生産者だそうである。
おまけに、田植の準備が始まってしまうことから、直ぐに打ち合わせをしたいので、16日の午後に会いたいと言ってきたのだ。

自分が提案した事だし、お盆前後の収穫で、安全安心を考慮した特別栽培米は、佐賀県の「七夕こしひかり」しか存在していなかったことから、売れるという可能性は、かなりの確率であるのだ。
だから、無理矢理でも時間を作ってでも会って、打ち合わせをしようと考えた。

さすが高知の人。
動き出すと早いと、改めて感じた。
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秋田県だって必死

2011年03月08日 23時40分18秒 | Weblog
色々な産地が訪ねてくる中で、秋田県が自分を訪ねてくるというのは珍しい事で、今回は、鹿角が訪ねてきた。

県の方からの連絡では、「県と産地から3人」と言う事で、具体的な地域が知らされていなかったので、「鹿角」が訪ねてきたと知ったときには、正直驚いたとともに、チャンスだとも思った。
なぜなら、既に鹿角で栽培されている「淡雪こまち」の販売を始めていて、今年の新米から、積極的な販売をしていこうと考えていたからなのだ。

「淡雪こまち」というと、「モチモチ、ふっくら、やわらか」の3拍子がそろっている低アミロース米で、ミルキークイーン等を食べていた人であれば、ミルキークイーンとは、また違うおいしさを体感できる品種であるので、ハマる人も多い。
でも、自分としては、この「淡雪こまち」をそのまま白米として食べてもらうというよりも、玄米として、または分搗米(ぶづきまい)として食べて、おいしい品種として売り込んでいきたいと考えていたのだ。

しかし、そのためには、冷めても硬くならなく甘みが残る栽培方法に変更してもらわなければならないことから、産地と打合せをしたいと考えていた矢先だったのだ。

秋田県も鹿角も、まさかこんな話になるとは想像していなかったことから、鳩が豆鉄砲をくらったような顔をしていたが、チャンスと言うのは、活路というのは、こんなことから始まる事もあるのだ。
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あれれ、笑顔が作れない

2011年03月07日 22時08分57秒 | Weblog
今日は朝9時半から、顔写真を撮る予定となっていたのだが、北海道から自宅に戻ってきたのが24時近かった上に、いろいろとしなければならない事が貯まっていて、寝たのは深夜3時だった事から、完全な寝不足状態で朝となってしまった。

顔が固まっているというか、動いていないという感じだった事から、朝風呂に入ってはみたものの、ほとんど変わらず、まだ寝ぼけたような顔のままでの撮影となってしまった。

テレビ・雑誌・新聞などで撮影をする事が多いので、芸能人と同じ様に、「笑って」と言われれば、別に可笑しくなくても、笑顔を作る事が出来るのだが、今回に限っては、顔を動いていないために、笑顔が作れない。
無理して作ろうとすると、引きつったような顔になってしまうのだ。

これでは撮影にならないことから、本当に可笑しくなるような事を考えて、作り物の笑顔ではなくて、本当の笑顔にする事にしたのだが、これって短時間しか笑顔が続かないのが欠点。

寝不足だったことから、まだ頭の回転も鈍く、可笑しい事もなかなか思いつかなくて、今回の撮影は、結構大変だった
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今日は潮来市で講演

2011年03月02日 07時05分45秒 | Weblog
産地によっては、そろそろ農閑期が終わり、田植の準備に入って忙しくなってくるところもあるため、産地に行って講演したりするのは、毎年3月上旬ぐらいまでで、今年は、今日の潮来市で一区切りとなる。
(産地での打合せはまだまだあるが・・・)

潮来市での講演は「TPPを考慮したブランド米作りについて」ということで、まず、6年前と現在の消費者のお米に対する考え方の違いを教えて、次は潮来市で作り上げている地域ブランド米「あやめちゃん」について説明して、TPP対策を考慮した見直し点を話してこようと考えている。

潮来市は早場米の産地になっているため、稲刈りの遅い品種は適さない。
しかし、早場米の品種というのは、豊富にあるわけではなく、その少ない品種の中から、自分たちにとって栽培しやすく、高品質なお米を作り上げようとすると、やはり現時点では「コシヒカリ」しかないのだろう。

しかし、「茨城コシヒカリ」というと、都心では安く売られているお米の1つとなってしまっているため、いくら良いブランド米を作り上げても、なかなか高価格での販売というのは難しいのが事実である。

今日は、その現実も合わせて、話してこようと思っている。
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今日から3月

2011年03月01日 23時55分52秒 | Weblog
今日から3月。
3月と言うのは、自分にとって、毎年、鍵となる月なのだが、今年は、特に色々な面で、いつもとは違った月となっている。

新米時期を終えて、既に売り切れてしまった品種や、在庫が少なく売り切れそうな品種については、今年の秋の契約数量をどのようにするのか。
また、現在販売している、各産地の品種のラインナップは、現状のままで行くのか、それとも変更する必要があるのか。
さらに、削除する産地や品種があるのか。
などを決める月なのだ。

なぜかというと、田植の準備に入ってしまってからでは、色々な変更が出来なくなってしまうので、田植え前に全ての結論を出しておかなければならないからである。

これを考え始めると、夜遅くまで調べ物をしたりしている日が多くなって、一気に睡眠時間が無くなってしまうのだが、これを疎かにしてしまうと、秋にダメージを受けてしまう。
だから、身体的には厳しいのだが、乗り切らなければならない月なのである。
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