来年1月中には、「ホクレン・和穀の会」流通で「ゆめぴりか」「ななつぼし」を仕入れている米屋に対して、「米専門店の北海道米は違います」というタイトルで、中空知エコ米生産共和国の取り組みと、差別化米の存在を明記したリフレットが配布されることになった。
北海道全体のバランスを考えているホクレンとしては、一番伝えるのが辛い部分であるが、今回、この部分で、ホクレンも自分たちも苦しんでしまっている。
当然、突破口を探そうとすれば、ホクレンが言っている「北海道全体」という部分が、根本的に問われることになってくる。
そして、検討すればするほど、「全体を助ける必要があるのか」という疑問が出てくる。
この部分については、北海道米プロジェクトが立ち上がった時から、ずっと問題になっていたのだが、結論は先延ばしとなっていた。
その中での、今回・今年のお米、なのだ。
ホクレンとしても、地域JAとしても、北海道の生産者としても、今回を機会に、根本的な部分を考えなければならない時期となっている。
その結果、全体をバランスよくではなく、本当にやる気のある生産者を、よりシッカリと育てるために、そのために必要な売りばの確保のために、大ナタを振ったのだと考えて貰って良い。
当然このリフレットは、ホクレンとしても、北海道からの批判は覚悟の上であろう。
中空知エコ米生産共和国・高度クリーン栽培は、もともと米屋最大の武器。
米屋は、これを使い切れるか。
期待に答える事が出来るか。
来年度中には、結果は見えるだろう。