今日の午後、福井県庁の担当と、30年デビューの福井県の新品種「いちほまれ」の、29年産米の試験販売についての、ブランド化戦略の修正について話し合っていた。
「いちほまれ」デザイン発表会の時までの、ブランド化の「ブ」の字も無いようなグダグダ内容ではなく、「越南291号」の時の考え方に立ち戻った、「ポストこしひかり」ブランド化戦略に戻そうとしているのはハッキリと判った。
今回の話し合いの柱は3本。
その中で、言えるのは1本で、リーフレットだけ。
初めのリーフレットは、誰に対して何を言いたいのかが判らないものであったが、9月23日の販売時から使用するリーフレットは、全面的に修正をしてきて、かなり整理されていると思う。
それでも、内容として、まだ弱い部分はあるのだが、それについては来年の田植えまでに決まれば良いと思えるので、今回は妥協することにした。
今日の話し合いで、「いちほまれ」のブランド化戦略は、かなりの修正が必要であることが明確となった。
時間が無い中で「とにかく」「なんとか」という、戦略ではなく、場当たり的な計画が、やはりここまで来ると、色々と膿になってしまっていた。
特に、産地側の都合、産地の大人の事情という、ブランド化戦略の中で、絶対に入れてはいけない癌が、見え隠れしている。
打ち合わせをしていると、「なぜ、こんなところに、こんなものが」という部分が、あちらこちらに出てくる。
その理由を問いただしてみると、正直「まだいるのか、時代錯誤の古狸が」という解答が返ってくる。
新しいブランド米を作るというのであれば、古狸は、ただの邪魔者でしかない。
ましてや、消費地をターゲットにしたブランド化戦略なのだから、地元だけの考え方に特化した古狸は、完全に必要ない。
切り捨てるには骨が折れるが、「必要ないものは必要ない」と言って、引いてもらうように説得するしかないのだろう。