日本農業新聞e農ネットに「8月15日水稲作柄 25都道府県やや良 猛暑の影響は不透明 (2013/8/31)」という記事が出ていた。
内容は以下の通り
農水省は30日、2013年産水稲の8月15日現在の作柄・生育を発表した。
沖縄を除く早場・遅場地帯を合わせた46都道府県のうち、25都道府県は作況指数102~105に当たる「やや良」、21県は同99~101に当たる「平年並み」だった。
早場、遅場ともに「やや不良」はなかった。いずれも天候に恵まれ生育は順調に推移しているが、今夏の猛暑が収穫量や品質に最終的にどう影響するかはまだ不透明だ。
調査結果は、15日現在の出穂 面積が8割以上の北海道や東北、北陸など米主産地を含めた早場地帯(19道県)の作柄と、それ以外の遅場地帯(27都府県)の生育状況、早期栽培米(5県)の作柄概況に分けて公表した。
早場地帯の「やや良」は北海道と青森、福島、茨城、千葉、富山、三重、滋賀、鳥取の9道県。
「平年並み」は岩手と宮城、秋田、山形、栃木、新潟、石川、福井、長野、島根の10県だった。
田植え後、おおむね天候に恵まれたため、全もみ数は平年並みかやや多く、登熟も順調に推移していると見込む。
遅場地帯の「やや良」は16都府県、「平年並み」は11県だった。
6月は日照不足の傾向だったが、梅雨明け後の天候は晴れが続き、生育も順調に推移していると見込む。
早期栽培米は鹿児島が作況指数「104」、徳島「101」、宮崎「99」、高知「98」、沖縄「90」だった。
・「予想通り」が大半 過剰感くすぶる 13年産水稲作柄卸受け止め
農水省が30日に発表した2013年産米の作柄・生育概況(8月15日現在)が、全国的に「やや良」または「平年並み」だったことを受けて、米卸からは「予想していた」と冷静に受け止める声が相次いだ。
売れ行きの低迷で卸段階の在庫が膨らむ中、「新米への需要が乏しく、非常に動きが鈍い状況が続きそう」と販売苦戦を心配する。
大半の卸の関心は、作況そのものよりも、国や生産者団体などによる市場隔離が実施されるのかどうかに集まっている。
関東の米卸は、「過剰感がある中での『平年並み』なので、恐ろしいくらいの過剰だ」と説明。
ただ、台風の影響次第で作況は今後変動する可能性があるとし、注視していく考えだ。「予想通り」と冷静に受け止める卸が多い中で「想定より低い」との卸もあった。
13年産米は九州から関東までの米の取引が始まっているが、JA全農の相対取引価格は、前年より大幅に値下がりし、おおむね11年産米並みの水準。
業者間で取引される米の市中相場はさらに安い状況が続く。
ただ、国や生産者団体が過剰基調の米を買い入れる可能性があるとの観測から、「下げ止まり感も出ている」(卸)。
米の買い入れにより「需給が引き締まり、市中価格が全農相対の水準に収束していくのではないか」との声が上がるなど、今後の動向に注目が集まっている。
全農による米の集荷量への関心も高い。
卸は「あまり集まらなければ、卸が調達に苦労し、混乱することもあり得る」としている。
というもの。
どっちに転んでも不味い事態だな。
量があっても質が悪ければ、話にならない。
猛暑の影響が出るのもこれから。
厳しいな。
内容は以下の通り
農水省は30日、2013年産水稲の8月15日現在の作柄・生育を発表した。
沖縄を除く早場・遅場地帯を合わせた46都道府県のうち、25都道府県は作況指数102~105に当たる「やや良」、21県は同99~101に当たる「平年並み」だった。
早場、遅場ともに「やや不良」はなかった。いずれも天候に恵まれ生育は順調に推移しているが、今夏の猛暑が収穫量や品質に最終的にどう影響するかはまだ不透明だ。
調査結果は、15日現在の出穂 面積が8割以上の北海道や東北、北陸など米主産地を含めた早場地帯(19道県)の作柄と、それ以外の遅場地帯(27都府県)の生育状況、早期栽培米(5県)の作柄概況に分けて公表した。
早場地帯の「やや良」は北海道と青森、福島、茨城、千葉、富山、三重、滋賀、鳥取の9道県。
「平年並み」は岩手と宮城、秋田、山形、栃木、新潟、石川、福井、長野、島根の10県だった。
田植え後、おおむね天候に恵まれたため、全もみ数は平年並みかやや多く、登熟も順調に推移していると見込む。
遅場地帯の「やや良」は16都府県、「平年並み」は11県だった。
6月は日照不足の傾向だったが、梅雨明け後の天候は晴れが続き、生育も順調に推移していると見込む。
早期栽培米は鹿児島が作況指数「104」、徳島「101」、宮崎「99」、高知「98」、沖縄「90」だった。
・「予想通り」が大半 過剰感くすぶる 13年産水稲作柄卸受け止め
農水省が30日に発表した2013年産米の作柄・生育概況(8月15日現在)が、全国的に「やや良」または「平年並み」だったことを受けて、米卸からは「予想していた」と冷静に受け止める声が相次いだ。
売れ行きの低迷で卸段階の在庫が膨らむ中、「新米への需要が乏しく、非常に動きが鈍い状況が続きそう」と販売苦戦を心配する。
大半の卸の関心は、作況そのものよりも、国や生産者団体などによる市場隔離が実施されるのかどうかに集まっている。
関東の米卸は、「過剰感がある中での『平年並み』なので、恐ろしいくらいの過剰だ」と説明。
ただ、台風の影響次第で作況は今後変動する可能性があるとし、注視していく考えだ。「予想通り」と冷静に受け止める卸が多い中で「想定より低い」との卸もあった。
13年産米は九州から関東までの米の取引が始まっているが、JA全農の相対取引価格は、前年より大幅に値下がりし、おおむね11年産米並みの水準。
業者間で取引される米の市中相場はさらに安い状況が続く。
ただ、国や生産者団体が過剰基調の米を買い入れる可能性があるとの観測から、「下げ止まり感も出ている」(卸)。
米の買い入れにより「需給が引き締まり、市中価格が全農相対の水準に収束していくのではないか」との声が上がるなど、今後の動向に注目が集まっている。
全農による米の集荷量への関心も高い。
卸は「あまり集まらなければ、卸が調達に苦労し、混乱することもあり得る」としている。
というもの。
どっちに転んでも不味い事態だな。
量があっても質が悪ければ、話にならない。
猛暑の影響が出るのもこれから。
厳しいな。