晴耕雨読とか

本読んだり、いきものを見たり。でも、ほんとうは、ずっと仕事してます。

ホトケノザのエライオゾーム

2008年05月05日 | 生き物
昨日、プランタの植物の植え替えをしていて、かわいい花を咲かせていたホトケノザを切り花にして食卓に飾っていた。

今朝、見ると、タネが周りに落ちている……。
多少なりともタネが「飛ぶ仕組み」があるのだろうか?
数センチだが、離れたところに落ちている。

で、良くタネを見ると、白いものがついている。
これはエライオゾームか?

エライオゾームとは、アリにタネを散布させるために、彼らを誘引する脂肪酸のこと。アリがそれを目当てでタネを巣まで運び、食べないタネ本体を巣の近くに捨てることで、タネが散布されるという「蟻散布植物」だ。スミレなんかが有名で、いろいろな植物がこのエライオゾームをくっつけている。

で、ファーブル(ニコンの顕微鏡)で見ると確かにそれっぽい(写真/クリックして拡大して見てね)。付属物として、タネのとがった方についているが、タネのまわりにもシミのように白いものがついている。これもエライオゾームなのか?

ネットで調べるとたしかにホトケノザもエライオゾームを持っているようだ。
うちのプランタにもアリが運んだのだろうか。
プランタひとつでも自然の不思議が満ちている。