晴耕雨読とか

本読んだり、いきものを見たり。でも、ほんとうは、ずっと仕事してます。

ホトトギスと雑木林

2008年05月17日 | 生き物
通り雨が過ぎたあと、今年はじめてホトトギスの鳴き声を聞いた。
夕方になると、上空で鳴きながら飛んでいる。

毎年、もう来ないのかな……と思うタイミングでやってくる。
ふつうの夏鳥よりは遅くやってくるのか、鳴いていないだけなのか?

多摩丘陵の住宅地に住んでいるのだが、ホトトギスが繁殖している。
ご存じの通り托卵の生態をもっていて、ウグイスの巣に卵を産み付ける。

つまり、うちの周りはウグイスの多いのだ。

毎朝、あるお家の庭の植え込みか、その上の電線でおもいっきりさえずっているウグイスを見ることができる。夏でもさえずっていて、なんか山のような雰囲気だ。

なぜ、ウグイスがそんなに繁殖しているかというと、点在する雑木林の下草が繁茂しヤブ化しているからだ。ウグイスは、そんなヤブで繁殖する鳥で、同じような場所を好むガビチョウ(外来種)も多いのもそのせいだ。

つまり、雑木林の放置→ウグイスの繁殖→ホトトギスの繁殖、という3段論法というわけだ。

ということは、もしかしたら雑木林が利用されていた昔にはホトトギスはこのあたりにいなかったのかもしれない。

雑木林のボランティアによる管理が盛んで、彼らも必ず一角にヤブを残しているけれど、それでウグイスが、ホトトギスが居続けることができるかどうかは誰も検証していない。

里山というと、適正な管理をすることで生物の多様性が保たれることが言われるが、そればかりではないということだ。

多様性が高いかどうかではないが、少なくとも変わっていく自然に適応し、すみかを広げる生物もいるということは間違いない。


ゴーヤで壁面緑化

2008年05月17日 | 
ゴーヤの苗を植えました。
プランタをふたつ置き、各2本。

2階の大型三角窓の桟にフックをつけ、そこからネットを5メートルぐらい垂らしました。

これで、、、なんとか夏の西日による地獄の超高温状態を緩和するのが目的です。いわゆる壁面緑化です。とにかく夏の2階は暑くて、家に帰ってくると、40度はあるような状態なのです。

今年こそなんとかせねば、、というときにNPO緑のカーテン応援団の『緑のカーテンハンドブック』という冊子をいただきました。
http://www.midorinoka-ten.com/blog/list.php?k=3

「これだ!」ということで早々に植えてみたわけです。うまくいけばゴーヤも食べられて、家もちょっとは涼しくなって、一石二鳥です!