ふしぎな本です。亜紀書房という出版社から出ています。新潮社のクレストブックを意識したような、きれいな装丁の本です。
カヌーイストの野田知佑が監修しています。なんでだろう、、、と思ったのですが、読んでみてその意味が分かりました(まだ半分ぐらいしか読んでませんが)。
著者は、イギリスのありとあらゆる水で泳いでいます。海や川はまだしも、池やらお堀とかも泳いでいます。鉱物で重金属に汚染された川でも泳いでいます。
悪くない翻訳もあって、グッと引き込まれます。ちょっとメランコリック(死語?)な感じ。在りし日のイギリスの人々が、いかに自由に、そして心から楽しく野外の水で泳いでいたか? その足跡をたどる“水泳紀行”のようです。
野田知佑が監修しているのは、この本が、人と水の朗らかで豊かな関係を表現しているからでしょう。良くも悪くも日本の場合、水というと生活になくてはならないものであると同時に、ときに災害をもたらすような重い関係になりがちです。
イギリスの場合どうかは知りませんが、少なくともこの本を読む限り、もっと“楽しみ”とともにあるような印象を受けます。
ゆっくりですが、読み進めようと思います。
ちなみに原題は『WATERLOG』(ウォーター・ログ)。たしかに“泳ぎまくる”内容だけど、原題の方がいいような気もします。
カヌーイストの野田知佑が監修しています。なんでだろう、、、と思ったのですが、読んでみてその意味が分かりました(まだ半分ぐらいしか読んでませんが)。
著者は、イギリスのありとあらゆる水で泳いでいます。海や川はまだしも、池やらお堀とかも泳いでいます。鉱物で重金属に汚染された川でも泳いでいます。
悪くない翻訳もあって、グッと引き込まれます。ちょっとメランコリック(死語?)な感じ。在りし日のイギリスの人々が、いかに自由に、そして心から楽しく野外の水で泳いでいたか? その足跡をたどる“水泳紀行”のようです。
野田知佑が監修しているのは、この本が、人と水の朗らかで豊かな関係を表現しているからでしょう。良くも悪くも日本の場合、水というと生活になくてはならないものであると同時に、ときに災害をもたらすような重い関係になりがちです。
イギリスの場合どうかは知りませんが、少なくともこの本を読む限り、もっと“楽しみ”とともにあるような印象を受けます。
ゆっくりですが、読み進めようと思います。
ちなみに原題は『WATERLOG』(ウォーター・ログ)。たしかに“泳ぎまくる”内容だけど、原題の方がいいような気もします。