晴耕雨読とか

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干潟の未来

2012年04月10日 | その他
多摩川河口の干潟付近に大きな開発計画があります。羽田空港の神奈川口構想です。

詳しくはこちらを

この干潟のすぐ下流側を中心ではありますが、ここも含むエリアに羽田空港と直結するような3本の橋を架ける構想だそうで、羽田空港の国際化に便乗というかあわせた計画のようです。



神奈川県のサイトには以下のようにあります。

【神奈川口の高いポテンシャル】
 
 ●多摩川をはさみ羽田空港の目前に位置
 ●我が国の最大の貿易基地である京浜3港に近接
 ●東京、神奈川の巨大マーケットが存在
 ●京浜臨海地域など、背後に高度な技術力を有する企業が集積
 ●横羽線、湾岸線や東京湾アクアラインなどの高速道路網に接続
 ●多摩川の水辺や東京湾などの良好な景観 

6番目に自然のことがあるのはなにかのギャグでしょうか? その高いポテンシャルをどうしたいんだろう? 「良好な景観」と微妙に逃げていますが、「絶滅危惧種が棲む貴重な生態系」とか「高い生物多様性」と言わないのはわざとでしょうね。





河口の干潟は、最近の言葉で言えば「エコトーン」という感じでしょうか。海と川が、陸と水が、干潟で接しています。

この細い細いアシ原と干潟、そしてそこに住む生きものたちの未来はどのようなものになるでしょうか? それにしてもトビハゼは!?