●タヒチ
●ゴッホの同居人
●サマセット・モーム作『月と六ペンス』のモデル
…とくれば、タヒチを愛した異色のフランス人画家、
ポール・ゴーギャンです。
名古屋ボストン美術館で、6月21日まで開催中の「ゴーギャン展」。
ちなみに上の3点は、ゴーギャンと聞いて私が思い浮かべる乏しい知識。
『月と六ペンス』って、たしかけっこう面白かったよなぁという
はるか昔の記憶だけを頼りに行ってまいりました。
行ってびっくり。
老若男女がぎっしり列をなしている。
ピカソやゴッホならわかるけど、
ゴーギャンって、そんなに人気あったの?
会場をぐるり周ると、なかでもすごい人だかりが。
なるほど、皆さんこれがお目当てだったのですね。
《我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか》
――ご存知、ゴーギャン晩年の大作です。
この絵の芸術的すばらしさは正直わかりません。
なぜなら「不朽の名作」を前にしても、ちっともピンとこなかったから。
でも、この絵のタイトルの秀逸さならわかります。
ある意味、「ちょっとずるくない?」ってぐらいの
こんな壮大なタイトル、なかなかない。
ほかにも印象的なゴーギャンの作品名。
《かぐわしき大地》
《恋せよ、さらば幸福ならん》
《戦争と平和》
邦訳の力はもちろんですが、
ゴーギャン、なかなかのネーミングの達人ではないでしょうか。
ネーミングは命です。
このたび我々も起業にあたって、
社名をどうするか、ずいぶん頭を悩ませました。
「覚えやすい名前にしよう」
「事業内容がイメージできる社名にしたい」
「でもセンスも大事よね」などなど。
そのなかで、一つこだわったのは、略称がきれいにできること。
「キムタク」しかり、「パソコン」しかり、
4文字に略せると、やはりきれいにおさまります。
「銀のステッキ旅行」、いま我々の間では、「銀ステ」と呼んでいます。
ここでふたたび、ゴーギャンの
《我々はどこから来たのか 我々は何者なのか 我々はどこへ行くのか》
このタイトルに唯一ケチをつけるなら、略しにくいこと。
今回、展示にあたった学芸員さん、
あの絵をいちいち何と呼んでいたのでしょう。
あ、「我々」かな。
●ゴッホの同居人
●サマセット・モーム作『月と六ペンス』のモデル
…とくれば、タヒチを愛した異色のフランス人画家、
ポール・ゴーギャンです。
名古屋ボストン美術館で、6月21日まで開催中の「ゴーギャン展」。
ちなみに上の3点は、ゴーギャンと聞いて私が思い浮かべる乏しい知識。
『月と六ペンス』って、たしかけっこう面白かったよなぁという
はるか昔の記憶だけを頼りに行ってまいりました。
行ってびっくり。
老若男女がぎっしり列をなしている。
ピカソやゴッホならわかるけど、
ゴーギャンって、そんなに人気あったの?
会場をぐるり周ると、なかでもすごい人だかりが。
なるほど、皆さんこれがお目当てだったのですね。
《我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか》
――ご存知、ゴーギャン晩年の大作です。
この絵の芸術的すばらしさは正直わかりません。
なぜなら「不朽の名作」を前にしても、ちっともピンとこなかったから。
でも、この絵のタイトルの秀逸さならわかります。
ある意味、「ちょっとずるくない?」ってぐらいの
こんな壮大なタイトル、なかなかない。
ほかにも印象的なゴーギャンの作品名。
《かぐわしき大地》
《恋せよ、さらば幸福ならん》
《戦争と平和》
邦訳の力はもちろんですが、
ゴーギャン、なかなかのネーミングの達人ではないでしょうか。
ネーミングは命です。
このたび我々も起業にあたって、
社名をどうするか、ずいぶん頭を悩ませました。
「覚えやすい名前にしよう」
「事業内容がイメージできる社名にしたい」
「でもセンスも大事よね」などなど。
そのなかで、一つこだわったのは、略称がきれいにできること。
「キムタク」しかり、「パソコン」しかり、
4文字に略せると、やはりきれいにおさまります。
「銀のステッキ旅行」、いま我々の間では、「銀ステ」と呼んでいます。
ここでふたたび、ゴーギャンの
《我々はどこから来たのか 我々は何者なのか 我々はどこへ行くのか》
このタイトルに唯一ケチをつけるなら、略しにくいこと。
今回、展示にあたった学芸員さん、
あの絵をいちいち何と呼んでいたのでしょう。
あ、「我々」かな。