銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

車椅子と、いちびりの代償

2011年03月09日 | 見かけだおしNのつぶやき
貴重な経験をしました

逆瀬川駅から徒歩わずか5分
慣れた者なら3分くらい

歩き慣れた道を、今日、車椅子で闊歩しました!
いえ押しただけです
それも、初体験です


協力いただいたのは大人で体重40キロほどの方です
かなり華奢、軽いと言える方です
楽勝、楽勝

意気揚々と車椅子を押し出した私・・・

まず、目前に見えたのは阪急電車が行き来する
踏切です

カンカン

いけません、遮断機が降りる音です
周りの人々は、素早く、軽やかに線路を渡ります

う~ん

ためらいました、そして時を逃しました

とてもとても 無理です

「もし、あの線路の隙間に、車輪が挟まったら・・・」
こわい

すごすご、後退し・・・駅構内のエレベーターに乗りました
駅に用事はありませんが、
いったん地上(改札口)に上がり、また下がる方法を選択

その便利なエレベーターさえ、ボタンを押すのにまごまご
その間に無情にもドアが閉まり始めます

ちょ、ちょっと、まって、まって

同乗した方が、すかさず、ボタンを押して、待って下さいました

なんともありがたや~
 
一度上がったフロアを少し移動して、その間わずか30m
再びエレべーターで下ります

かったるいルートです

この先は…確か…階段なかったよね
常に先の道を思い浮かべながら、一番最善のルートを模索
もう、引き戻せません

車椅子のタイヤがきゅうきゅう鳴き出します
不慣れな私を笑っているのでしょう

難関は、バス通り

狭い車道にバスが頻繁に往来する道のりを
よたよた、不安定な車椅子が行きます

車道のデコボコ道は、わずか40キロの方さえ、
ずっしり重く感じさせます

寒い日でしたが汗が吹き出しました
バスのクラクションにくらくら眩暈
まだか、まだか、気持ちはそればかり…

そして、やっと、目的地「銀ステ」の看板が見えてきました

やれ、やれ

あっ、ハタと気づきました

「階段や!」

――そうなんです

銀ステの事務所は二階、しかも階段です

あ~
あ~

無意味な叫びを連続発しました


―通い慣れた道――
でも、この日は、途方もなく険しい道でした
そして、
目線を変えて、初めてわかることを知りました

銀のステッキ、
まだまだ名前に追いついていないということでしょう

それにしても

翌日の筋肉痛のひどことといったら・・・
なさけなや

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★西宮・兵庫県立芸術文化センター
佐渡裕プロデュ―スオペラ「こうもり」
我が街再発見の旅で近日ご紹介します。
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■銀ステ旅先案内人:http://ameblo.jp/arailuka
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