銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

静かな朝に思う

2011年03月12日 | のほほん同志Aの日常
昨日からの大地震。

東北や関東で暮らすご家族や友人、大切な人に、
慌てて連絡を取った方も多いことでしょう。

ニュースでその惨状を目の当たりにするうちに、
阪神大震災のときと同じ、
大きな鉛が胃のなかに生まれました。

町を歩く人も、電車に乗っている人も、
きっと同じ思いなのでしょう。
でも、表面上はいつもと変わらぬ静かな宝塚の町。

こんなとき、自分に何ができるのだろう…
そう思いながら、朝を迎えました。

パソコンを開くと思いがけず、
アラスカ・デナリ国立公園からのメール。

私にとって、一番思い出深い土地であり、
そしてこの秋、願い叶って銀ステ・ツアーで再訪する予定のお宿、
ノースフェースロッジのマネージャーさんからでした。

We’re all watching the news right now
about the earthquake and tsunami.
We hope you and your friends and family are ok!!

(今ちょうどみんなで地震と津波のニュースを見ているところです。
 あなたと友人、ご家族がご無事であることを祈ります。)

そして、最後に添えられた一文。

Our thoughts are with you.

「心情、お察しします」とでも訳せばよいのでしょうか。

――思いは一緒だよ

遠くアラスカからそう言われているようで、
なにか暖かいものが流れました。

この言葉だ、と思いました。

救助活動、暖かい食事、避難所、電気・水・ガス、
たくさんのお金、具体的な支援、気の遠くなるような時間…

人の命や町、財産、すでに多くのものが失われ、
さらに失われようとしている今、
必要なものは数えきれません。

でもすべては、相手に寄り添うこの言葉が出発点なのだと。

家族、友人、旅で出会ったたくさんの方々へ。
そして、出会っていたかもしれない、たくさんの方々へ。

Our thoughts are with you.

アラスカから届いたこの言葉を、今度は伝える番です。
















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