銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

台北、大晦日の夜

2014年01月04日 | のほほん同志Aの日常
三が日が明けました。
皆様、お正月をいかがお過ごしでしたか。

私は台湾への添乗で、何とものんびりと暖かな年越しでした。

今回の台湾旅行、夜市(写真)やら、故宮の宝物やら
もちろんいろんな情景に出会ってはいるのですが、
超がつくほど個人的な思い出のワンシーンを選ぶなら、
台北のホテルで過ごした大晦日の夜となります。

もう、2013年もあと3時間ほどで終わろうとする頃でした。
夕食を終えてお客様と分かれ、ホテルの部屋へ戻ってほっと一息、
BSで紅白でも見ようかとテレビをつけたときのことです。
あるチャンネルで、リモコンを押す手が止まりました。

小林克也の「ベストヒットUSA」です。

ご存知の方も多いでしょうが、
主にアメリカのポップスやロックを紹介する音楽番組。
その昔、80's(エイティーズ)好きの友人に教えられて夢中になり
ふたりでかじりついて見たものです。

紅白なんて、もうどうでもよくなり、
どっかとテレビの前に座り込んで本格的に見る体勢に。

その日は大晦日特集ということで、
もう一度見たいミュージックビデオを視聴者から募っていました。

さて、気になる1位は…

いや、募るまでもなくアレでしょう
と思っていたら、やっぱりそうでした。

マイケル・ジャクソンの「スリラー」です!

12分の、まるで傑作ショートムービー。
とてもとても言葉では説明できませんが、
ミュージックビデオの歴史を変えたといわれる作品です。

その12分間、
ドキドキしたり、手に汗握ったり、口ずさんだり
やっぱりかじりついて見ながら――
思いはマイケル・ジャクソンの訃報が世界を駆け抜けた
2009年に飛んでいきました。

2009年は私にとっても、実に多くのことがあった年でした。

自身の一部にも等しかった居場所や持ち物をひとつひとつ生身からはがして、
なにもないところを歩き出すような日々。

ひとりではなかったのが救いでしたが、
その格闘の真っただ中にあった2009年6月、
マイケル・ジャクソンが亡くなり、
そして――時を同じくして、銀のステッキ旅行が生まれました。

ということは、銀ステは、
マイケル・ジャクソンの生まれ変わり?


さすがにそれはないでしょうが(共通項がない)
こうは言えるかもしれません。

私自身、2009年にもう一度、生まれなおしたのだと。

つまり…5歳やん!!

台北の大晦日の夜、思考はそうたどりついて、
なんだかうれしくなりました。


佐野洋子さんの絵本、『だってだってのおばあさん』のように
(99歳の誕生日に5本の蝋燭しかなくて、5歳に戻ったおばあさん)

「だって私は5歳なんだもの」

を口癖に、今年はあれこれ新しいことを始めたくなりました。

マイケルに、そして
ともに5年を歩いてくれた人たちに感謝です。



***************************************
年始は1月6日(月)8:30より営業いたします
旅のご相談をお待ちしております

***************************************
貸切バス・オーダーメイド旅行のご相談は…
銀のステッキ旅行
TEL 0797-91-2260(平日8:30~17:00)
■公式ホームページ:http://www.gin-st.com
■銀ステ旅先案内人:http://ameblo.jp/arailuka
****************************************

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする