銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

平成カンブリア紀

2014年01月26日 | Hの生きる喜び、それは
週末、家に籠もる時は
一日中テレビつけっぱなしです
これはアカンと思いますが、
音楽を聴くように、テレビが生活の中でBGMと化しているのです
無意味な番組が多い中で
最近食い入るように見ているのは
テレビ東京「カンブリア宮殿」
(毎週木曜日 夜10:00~放送)

“ニュースが伝えない日本経済”と題し、
未来を担う(成功を収めた)
経済人(主に会長や社長)を招き
村上龍がその真相を探る、という番組

2014年の第一回は、
今、瀕死の日本酒業界において
飛ぶように売れている日本酒「獺祭」でした

山口県にある山奥の小さな酒蔵が、
倒産寸前から奇跡の復活劇を果たし、今では、
なかなか手に入らない幻の酒とも言われています

珍しい名前なので、どこかで聞いたことあるな、と
思いながら、どうやって頂点を極めたのか
興味があるところでした

獺祭の蔵元、旭酒造社長、桜井博志氏は
革命を起こしたとは思えない、
穏やかで控えめ、優しさがにじみ出るような
素朴な人でした

村上龍の突き刺すような質問に
少々照れながら遠慮しがちに答える中に
私は経済人としての成功のヒントが
幾つも隠されていることに気付きました

-昨日の自分を否定する
 先へ進むには、昨日の自分を常に否定することだ

-本質的な価値で勝負する
 面白かったり珍しかったり、その差別化だけは
 本質的な価値は上がらない

-お客様は進化する
 自分たちが守りに入ってはダメだ
 お客様は常に前へ進んでいる

-まずはやってみる
 やってみて修正していく方が
 やらずに悩んでいるより成功率が高い

倒産に追い込まれたのは、一度や二度ではないそうです
その都度、抜本的な改革を進め
とにかく質を高めることは手を抜かなかった
業界全体が不振にあえいでいる中、一人勝ちです

規模も立場も全然違いますが
社会に関わって仕事をしている限り
私たちも日本経済を担う一員です
経済人として、学ぶべきことが多すぎる回でした

またその次の回は
洋菓子会社エーデルワイスでした

尼崎から始まり、今は神戸に本社を置き、「アンテノール」や
高級チョコレート「ヴィタメール」などを手がける
洋菓子業界の巨匠で、
あの甲陽園の人気洋菓子店「ツマガリ」の社長も
エーデルワイス出身者

ライバルは?と聞かれた時
「自分です」
「自分の店をつぶすのは自分しかありません
 ライバル店はつぶしません」と即答していました

「壁は厚く、背負うものは大きい方がいい」
会長の言葉です

ぐぐっと胸に響く言葉の数々
自分からすれば、遠い世界のトップランナーの言葉ですが
素直に、スゴイ!と思えます

そして次回は、何と、中川政七商店です(1/30放送)
300年以上の歴史を持つ老舗、麻織物 奈良晒を扱う店が
今や斬新な改革をすすめ、注目を集めているそうです
実は昨年、着物教室の皆さまを、
奈良の中川政七商店の本店へご案内したばかり

どんな話を聞かせてくれるのか…楽しみです

テレビの見すぎはイケマセンが、
これだったら、明日を生き抜く術が学べる
有効な手段ではないか、と、
都合良く解釈することにしま…す!


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