ATSUー歴女(おばさん?)のひとりごとー

見たこと・聞いたこと・ちょっと調べたこと,気ままに「My 日記」として書いています。

山本進『図説 落語の歴史 (ふくろうの本) 』&文化デジタルライブラリー

2017-03-01 14:40:53 | 日記 本
読書メーター(ATSU:2月15日)
山本進『図説 落語の歴史 (ふくろうの本)』より

歴博「特別展 人間国宝・桂米朝とその時代」にあわせ,
じゃあ,落語の歴史は?と思い,この本を図書館で借りました。
信長などの御伽衆とは異なり,
落語家と言われる人が出てきたのは,三都ほぼ同時,
元禄になる少し前。
紆余曲折を経て,現在に至ります。
天保の改革による規制があったり,
ラジオやレコードがかえって味方になったり,
戦争による衰退や漫才ブームがあったり・・・。
そして,人間国宝の誕生。平成7年柳家小さん,翌平成8年桂米朝。
そういえば,高校にも大学にも「落研」ってありましたよね。
「地獄八景亡者戯」大好きです。


歴博の特別展「人間国宝・桂米朝とその時代」には,2月17日に行きました。
その中で,
江戸落語と上方落語の違いとは?と疑問に思いました。
展示の説明に,
「上方落語には,真打の制度がなく,修行を終えると,自立しなければなりません。」
といった言葉を見つけたためです。


そこで,文化デジタルライブラリーのホームページより,少し載せます。

「上方落語には三味線や鳴り物が入る「ハメモノ入り」の落語が多くあります。江戸っ子は華やかさよりも渋さを好む傾向がありましたが、上方の人々は派手で陽気な演出を好むところがあります。」・・・わかる気がします。

「東西の気風の違いが演出の違いにも表れています。例えば、上方の人々は江戸っ子よりも笑いを貪欲(どんよく)に追求します。貧乏長屋の住人が花見に出かける噺は、江戸落語では「長屋の花見」といい、上方落語では「貧乏花見」といいます。「長屋の花見」では、貧乏をしていても花見をするような風流心を忘れないことが大事だ、と描かれることが多いのに対して、「貧乏花見」では、貧乏のどこが悪いのだ、といったバイタリティが強く感じられます。」・・・とってもわかる気がします。吉本新喜劇みたいですね,上方落語は。いや,逆ですね。上方落語の方が先ですね。

あと,上方落語の
落語家の前に,見台(けんだい)という小さな机,
足を隠す膝隠(ひざかくし)という小さな衝立て,
小拍子(こびょうし)という小さな拍子木などの道具(?)

前座・2ツ目・真打の制度は江戸だけ

などが載っていました。


落語を聞くことなんてなかったのですが,
今はたまにユーチューブで聞いたりしています。


PS.「趣味どきっ!」の「獅童のいざ歌舞伎へ」もおもしろいですね。
テキストは買ったけど,ほとんど見ていません。
番組を録画して見ています。
あれは,テキストではわかりませんよね。

以前ざっと見て,
テストは合格したけど,真剣に勉強しなかった
JMOOCの「歌舞伎の経済学」をもう一度見てみたいです。
コメント
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