『旅からわかる江戸時代[全3巻]』のおかげで,
江戸時代の旅の本がおもしろくなりました。
『旅からわかる江戸時代』の2巻『庶民の旅』に載っていた
八隅 蘆菴 (著), 桜井 正信 (翻訳)『現代訳 旅行用心集』
まず,現代語訳の部分を読みました。
「読書メーター」感想より
『旅からわかる江戸時代2庶民の旅』を見て,面白くなって借りた本。
江戸時代の旅のまさに「用心集」。
細かいことまで注意点を書いている。
30数年前,初めて海外旅行に行った時,
旅行社の方が,いろいろ注意点を話してくれたことを思い出しました。
…江戸時代,意外と薬を持っているんですね。
歩きはじめの注意など,今にも通じそうです。
でも,
「船に酔ったときは,ひどく吐いた後,のどが渇くものだ。」(ここまでは納得)
「そのときは,子どもの便を飲ませなさい。」(えっ?)
「それがなければ,大人の尿を飲ませなさい。」(きゃ~!やめて!)でした。
時々,絵も描かれていたり,温泉や観音霊場の紹介もあったり,
「駄賃付け」といって,次の宿までの馬代などの表もあります。
現代語訳ですし,楽しく読めますよ。
さて,現代語ではなく,
江戸時代のものも縮小コピーで載っていますが,
拡大コピーすると,なんとか読めるところもあります。
当時の表現がわかっていいですね。
やっぱり現代語に訳すと,
訳す人が現代人向けにしていることがわかります。
たとえば,
「伊勢参宮に行くというのは,日本に伝わるありがたい習わしではないだろうか。」
と訳していたところ,
江戸時代の原文の方は,
「伊勢参宮の願は成就することのなわらしハ 我神国の有かたきことならずや」
です。
違いますね。
だいたいこの本が作られた
「文化7年」
「日本」という感覚はどの程度あったのでしょうか。
私は???です。
江戸時代の旅の本がおもしろくなりました。
『旅からわかる江戸時代』の2巻『庶民の旅』に載っていた
八隅 蘆菴 (著), 桜井 正信 (翻訳)『現代訳 旅行用心集』
まず,現代語訳の部分を読みました。
「読書メーター」感想より
『旅からわかる江戸時代2庶民の旅』を見て,面白くなって借りた本。
江戸時代の旅のまさに「用心集」。
細かいことまで注意点を書いている。
30数年前,初めて海外旅行に行った時,
旅行社の方が,いろいろ注意点を話してくれたことを思い出しました。
…江戸時代,意外と薬を持っているんですね。
歩きはじめの注意など,今にも通じそうです。
でも,
「船に酔ったときは,ひどく吐いた後,のどが渇くものだ。」(ここまでは納得)
「そのときは,子どもの便を飲ませなさい。」(えっ?)
「それがなければ,大人の尿を飲ませなさい。」(きゃ~!やめて!)でした。
時々,絵も描かれていたり,温泉や観音霊場の紹介もあったり,
「駄賃付け」といって,次の宿までの馬代などの表もあります。
現代語訳ですし,楽しく読めますよ。
さて,現代語ではなく,
江戸時代のものも縮小コピーで載っていますが,
拡大コピーすると,なんとか読めるところもあります。
当時の表現がわかっていいですね。
やっぱり現代語に訳すと,
訳す人が現代人向けにしていることがわかります。
たとえば,
「伊勢参宮に行くというのは,日本に伝わるありがたい習わしではないだろうか。」
と訳していたところ,
江戸時代の原文の方は,
「伊勢参宮の願は成就することのなわらしハ 我神国の有かたきことならずや」
です。
違いますね。
だいたいこの本が作られた
「文化7年」
「日本」という感覚はどの程度あったのでしょうか。
私は???です。