昨日,NHK学園古文書・解読実践コース第5回課題が返ってきました。
先生は,
「今回はかなり判読力を要する所が出て来て
"完璧”とはなかなかいかない文書。
その中でA◎とはなりませんでしたが
ミスの少ない解読が出来ていましたよ!」
と「講評」に書いてくださいました。
評価は「A」です。
でも,うれしかったのは,「あなたの声」のお返事。
前回は,「天正八年十月二十四日付け 播磨国飾東郡緋田村検地帳写」
について,書きました。
(「あなたの声」よりも詳しく書いているのは,「2019-11-14」の記事です。)
天正8年とは,1580年。
兵庫県立歴史博物館 特別展「お城ができる前の姫路」で展示されていました。
このことについて先生は,
「こちら関東で確認できる検地帳は家康の関東入国以降のものですからね。
それ以前のものがもし発見されたら,大・大・大ニュースです!」
とコメントくださいました。
え?そんなもんなの?
昨年,3月18日の記事に書いたように,
こちらでは,「淡路国指出寄帳」もあります。
(たつの市立龍野歴史文化資料館)
龍野神社旧蔵文書の一つです。
県の指定文化財指定に伴って特別公開されていました。

報告があった検地帳を秀吉が確認して押印しています。
奥付は秀吉の直筆だそうです。
天正13年(1585年)のものです。
もちろん,家康の関東入国以前のものです。
龍野歴史文化資料館には,
常設展で,文禄4年の検地帳(こちらは指出ではなく,太閤検地)もあります。
こちらは1595年になるので,家康関東入国以降ですが。

東京に行きたい,
江戸城跡めぐりがしたい,
この特別展いいなあ・・・とテレビを見て思ったら,東京ばっかり!(プンプン😠)
といつも思っていましたが,
もしかして私の住んでいる地域もいいかも?!?
と思ったのでした。
・・・
だから,古文書はおもしろい!
歴史は楽しい!!
第6回の課題はほぼ出来ています。
「あなたの声」は『船長日記』のことを書こうと思っていたのですが,
「検地帳」にします。
PS.上の記事を書いた後,
ふっと,「北条は?」と思い,
う~んと私の記憶をたどって,
見つけました。
黒田基樹『百姓から見た戦国時代』
この本によると,
税体系について具体的に知ることができるのは,北条氏のみ。
有名な戦国大名であっても,関連する史料の不足からこうした側面はほとんどわからない。
北条氏の場合,
検地は村ごとに行われ,
指出が提出され,それをもとに検地役人が現地に入って記載内容が確認された。
詳しいことは省略します。
具体例として,
北条氏が北条氏直轄領の武蔵岩付領三保谷郷に宛てた検地書出があげられています。
要するに,先生がおっしゃることは,
検地が行われていなかったというのではなく,
検地帳は見つかっていない,ということです。
2月20日,追記しました。
この本,また後日,再読します。
先生は,
「今回はかなり判読力を要する所が出て来て
"完璧”とはなかなかいかない文書。
その中でA◎とはなりませんでしたが
ミスの少ない解読が出来ていましたよ!」
と「講評」に書いてくださいました。
評価は「A」です。
でも,うれしかったのは,「あなたの声」のお返事。
前回は,「天正八年十月二十四日付け 播磨国飾東郡緋田村検地帳写」
について,書きました。
(「あなたの声」よりも詳しく書いているのは,「2019-11-14」の記事です。)
天正8年とは,1580年。
兵庫県立歴史博物館 特別展「お城ができる前の姫路」で展示されていました。
このことについて先生は,
「こちら関東で確認できる検地帳は家康の関東入国以降のものですからね。
それ以前のものがもし発見されたら,大・大・大ニュースです!」
とコメントくださいました。
え?そんなもんなの?
昨年,3月18日の記事に書いたように,
こちらでは,「淡路国指出寄帳」もあります。
(たつの市立龍野歴史文化資料館)
龍野神社旧蔵文書の一つです。
県の指定文化財指定に伴って特別公開されていました。

報告があった検地帳を秀吉が確認して押印しています。
奥付は秀吉の直筆だそうです。
天正13年(1585年)のものです。
もちろん,家康の関東入国以前のものです。
龍野歴史文化資料館には,
常設展で,文禄4年の検地帳(こちらは指出ではなく,太閤検地)もあります。
こちらは1595年になるので,家康関東入国以降ですが。

東京に行きたい,
江戸城跡めぐりがしたい,
この特別展いいなあ・・・とテレビを見て思ったら,東京ばっかり!(プンプン😠)
といつも思っていましたが,
もしかして私の住んでいる地域もいいかも?!?
と思ったのでした。
・・・
だから,古文書はおもしろい!
歴史は楽しい!!
第6回の課題はほぼ出来ています。
「あなたの声」は『船長日記』のことを書こうと思っていたのですが,
「検地帳」にします。
PS.上の記事を書いた後,
ふっと,「北条は?」と思い,
う~んと私の記憶をたどって,
見つけました。
黒田基樹『百姓から見た戦国時代』
この本によると,
税体系について具体的に知ることができるのは,北条氏のみ。
有名な戦国大名であっても,関連する史料の不足からこうした側面はほとんどわからない。
北条氏の場合,
検地は村ごとに行われ,
指出が提出され,それをもとに検地役人が現地に入って記載内容が確認された。
詳しいことは省略します。
具体例として,
北条氏が北条氏直轄領の武蔵岩付領三保谷郷に宛てた検地書出があげられています。
要するに,先生がおっしゃることは,
検地が行われていなかったというのではなく,
検地帳は見つかっていない,ということです。
2月20日,追記しました。
この本,また後日,再読します。