最近読んだ本
「性差の日本史」展示プロジェクト『新書版 性差の日本史 』(インターナショナル新書)
2020年に国立歴史民俗博物館で開催された企画展「性差(ジェンダー)の日本史」をまとめた本です。
最初の卑弥呼の記述から,ビックリ!でした。
最後に書かれた「今回の展示で使用された館蔵資料は,大部分がジェンダー資料として収集されたものではなく,「ジェンダー」という視点で再評価されたものです。」という文が心に残りました。章としては,「第6章 性の売買と社会」が印象深かったです。
その中に出てきた『梅本記』はNHK「歴史探偵」の「吉原遊郭」でも取り上げていました。
たまたま見つけたつい最近の新聞記事を下に追記します。
追記:2021年11月23日 神戸新聞NEXT「戦後から70年,尼崎の色街「かんなみ新町」に幕 組合解散し風俗店廃業」(見出し) ほか
渡辺 尚志『言いなりにならない江戸の百姓たち: 「幸谷村酒井家文書」から読み解く』
久しぶりに面白い本を読みました。
江戸時代の村の仕組みを丁寧に説明してくれたのち,幸谷村という一つの村を例に,古文書を解説付きで載せながら,江戸時代の百姓たちの姿をみています。
実は最近,江戸時代における私が住む地域での水を巡る古文書等を読みました。(活字です。)
A三ヶ村がM神社の近くで水をとれ高に応じて三方に流れるようにし,三ヶ村が管理していることなどが書かれていました。
うまく言えませんが,なんともおもしろいです。
(ちなみに,渡辺 尚志『百姓の力 江戸時代から見える日本 』(角川ソフィア文庫) ただいま読書中)
香川雅信『図説 日本妖怪史 』(ふくろうの本/日本の文化)
2年前の4月25日~兵庫県立歴史博物館で「特別展 驚異と怪異」が始まるはずでした。
しかし,コロナで展覧会は延期。博物館も閉館。
そんな時,担当の香川先生が特設のTwitterで当時流行のアマビエだけでなく,この本に書かれている妖怪史等も少しずつ書いてくださいました。
この度,この本で,順追って理解することができたように思います。
ちなみに,「驚異と怪異」は6月23日~8月16日まで開催されました。
今歴博は改装工事のため休館中ですが,香川先生は次はどんな企画をしてくださるのか,今から楽しみです。
現在読んでる本,他に2冊
平井 敬『すごろくで学ぶ安政の大地震』 (爽BOOKS)
『イラストで見る200年前の京都 『都名所図会』で歩く京都案内 』(じっぴコンパクト新書)
→『都名所図会』はネットで全文読む(見る)ことができます。(日文研)
活字ではありませんが,とても読みやすいです。
私は「四條河原夕涼み」が好きです。
けっこう読みやすい本ばかりです。
中公新書とかでも眠くなるから困ります。情けない・・・。
私が読む本は,歴史中心。それもほとんど江戸時代です。
最近は,疫病(コロナ)・災害(地震),そして,戦争・・・
気が滅入ります。
そんな中,
今日,上に書いたM神社で見つけました。
一部を拡大します。
桜の開花です!
「性差の日本史」展示プロジェクト『新書版 性差の日本史 』(インターナショナル新書)
2020年に国立歴史民俗博物館で開催された企画展「性差(ジェンダー)の日本史」をまとめた本です。
最初の卑弥呼の記述から,ビックリ!でした。
最後に書かれた「今回の展示で使用された館蔵資料は,大部分がジェンダー資料として収集されたものではなく,「ジェンダー」という視点で再評価されたものです。」という文が心に残りました。章としては,「第6章 性の売買と社会」が印象深かったです。
その中に出てきた『梅本記』はNHK「歴史探偵」の「吉原遊郭」でも取り上げていました。
たまたま見つけたつい最近の新聞記事を下に追記します。
追記:2021年11月23日 神戸新聞NEXT「戦後から70年,尼崎の色街「かんなみ新町」に幕 組合解散し風俗店廃業」(見出し) ほか
渡辺 尚志『言いなりにならない江戸の百姓たち: 「幸谷村酒井家文書」から読み解く』
久しぶりに面白い本を読みました。
江戸時代の村の仕組みを丁寧に説明してくれたのち,幸谷村という一つの村を例に,古文書を解説付きで載せながら,江戸時代の百姓たちの姿をみています。
実は最近,江戸時代における私が住む地域での水を巡る古文書等を読みました。(活字です。)
A三ヶ村がM神社の近くで水をとれ高に応じて三方に流れるようにし,三ヶ村が管理していることなどが書かれていました。
うまく言えませんが,なんともおもしろいです。
(ちなみに,渡辺 尚志『百姓の力 江戸時代から見える日本 』(角川ソフィア文庫) ただいま読書中)
香川雅信『図説 日本妖怪史 』(ふくろうの本/日本の文化)
2年前の4月25日~兵庫県立歴史博物館で「特別展 驚異と怪異」が始まるはずでした。
しかし,コロナで展覧会は延期。博物館も閉館。
そんな時,担当の香川先生が特設のTwitterで当時流行のアマビエだけでなく,この本に書かれている妖怪史等も少しずつ書いてくださいました。
この度,この本で,順追って理解することができたように思います。
ちなみに,「驚異と怪異」は6月23日~8月16日まで開催されました。
今歴博は改装工事のため休館中ですが,香川先生は次はどんな企画をしてくださるのか,今から楽しみです。
現在読んでる本,他に2冊
平井 敬『すごろくで学ぶ安政の大地震』 (爽BOOKS)
『イラストで見る200年前の京都 『都名所図会』で歩く京都案内 』(じっぴコンパクト新書)
→『都名所図会』はネットで全文読む(見る)ことができます。(日文研)
活字ではありませんが,とても読みやすいです。
私は「四條河原夕涼み」が好きです。
けっこう読みやすい本ばかりです。
中公新書とかでも眠くなるから困ります。情けない・・・。
私が読む本は,歴史中心。それもほとんど江戸時代です。
最近は,疫病(コロナ)・災害(地震),そして,戦争・・・
気が滅入ります。
そんな中,
今日,上に書いたM神社で見つけました。
一部を拡大します。
桜の開花です!