3 おわりに
アメリカではモルモン教会に留まっている人、離れた人、外部の人を問わ
ず、この種の会合で信条いかんにかかわらず割合淡白ないし肯定的にモルモ
ニズムを受け止めて、語り合っている。現在日本では反モルモン的なサイト
が多く、辛らつな批判、否定的方向からの内容が優勢であるが、その段階を
超え、モルモン教会の存在を認めた上で穏かな意見交換が行われることが望
まれる。(例、英語のニューズグループ . . . 本文を読む
2 パネルディスカッション「学問的モルモン史の英米以外の教会における
影響」(The Use in Non-Anglo-American Contexts of Mormon History)
このテーマはBYUハワイ校のエサン・ヨーガソンが昨年の学会でジャン・シ
ップス女史の発言を聞いて思いついたものである。それは教会が説くジョセフ
・スミスの話と学会で共有されている内容が、最近ただ隔たってい . . . 本文を読む
1 はじめに。
今年5月19日―23日、ユタ州プロボ市マリオットホテルで開催された第39
回モルモン歴史学会に出席した。この学会には1994年パークシティで開かれ
た時に出席して以来10年ぶりである。しかし、ユタには2002年ソルトレーク
シティで開かれたサンストーンシンポジウムにも来ているので、この種の会
に久し振りという感じはしなかった。歴史学会の方がずっと学問的な雰囲気
があると思われるが . . . 本文を読む