ジョセフ・スミスの見神--- その発展的生成
今年はジョセフ・スミス生誕200周年に当たる。
今秋出版されたR.L.ブッシュマンによる伝記「ジ
ョセフ・スミス、転がる荒石」の受け止め方を紹
介する。
1820年にジョセフ・スミスは「最初の示現」の
顕現を受けたと伝えられている。そして12年後1832
年にその示現を初めて「わたしは主のみ姿にまみ
えた。主は、汝の罪は赦されたと語られた」と . . . 本文を読む
ジョセフ・スミスの「見神録」について複数
の異なった内容のものがあることについて議論
が交わされている。教会が教えている「高価な
真珠」の内容と異なる物語が存在することは、
教徒にとって当惑であり、教会に批判的な者に
とっては有利な材料と映る事柄である。
しかし、神格者の顕現については、パウロの
受けた示現も異なる内容のものが幾種類かあり、
時間的には後で記されたルカによる使徒行伝の
内容が . . . 本文を読む