創世記に見られる原因譚 2021-05-27 22:21:22 | 聖書 創世記を読んでいて、「これはねえ・・」と思ったことはないだろうか。例えば、地が呪われたので苦しんで食べ物を得、額に汗して糧を得ることになる(創世3:17-19)、バベルの塔以後、全地の言語が混乱した(同11:5-9)など。これは「現在のある事実を過去のある出来事から説明するという説話」で学問上原因譚と呼ばれる(関根正雄「創世記」1956年、p. 151)。 [原因 . . . 本文を読む