これまでの私の信仰生活で聞くのを楽しみにし、弁舌の技術に感銘を受けてきた説教者が三名いる。いずれも古い方たちであるが、私が接した順にあげると安芸宏、渡部(わたべ)正雄(故人)、田中健治の三人である。
私は1958年西宮で改宗した当時から同じ支部で指導者であった安芸兄弟から、説教やレッスンを耳にし、最近では今年末日聖徒の同窓会(岡町)で語られるのを聞いてきた。彼は演説について学んで技術を身につけたと言っているが、日本の末日聖徒の中で有数の弁舌家であると思う。話の初めに聴衆の心をつかむのが上手で、私は彼の話の構成・流れに卓越した話術を感じて彼の話のファンであった。安芸兄弟のテーマは「愛」「幸せ」「進歩」であり、聞き手の心を暖かくさせ喜びを感じさせる。英文の資料や欧米の文化に依存するのではなく、自ら総合的に会得した日本的な智恵とでもいうべきものであろうか。
ついで暫くして1960, 1970年代系図探求の方面で全国的に活動した渡部正雄兄弟の話を聞く機会が増えてきた。彼は謙遜な態度に終始されるが、話が佳境にさしかかると情熱的になりほとばしるように語る。多くの篤信の会員と交友があり、国内外の教会各地、世界各地を訪れたことがあり、テーマは末日聖徒イエスキリスト教会の信条について広く語る。伝道も主要なテーマであった。その話と人柄は謙遜な中にも自由・奔放さが感じられ、理想を目指す「万年青年」と評された。
東京にステーキ部ができて間もなく、私は横浜に引っ越して1年間横浜に住んだ。その時ステーキ部長であった田中健治兄弟の説教に頻繁に接するようになった。プロテスタントから改宗した彼はキリスト教の素養を豊かに具えた指導者で、説教は暖かく丁寧な言葉遣いで人々を指導し自信を与えていたように思う。私はそのような彼の姿に威厳と権威を感じたのを覚えている。彼自身は、聖霊に導かれてステーキ部を指導し、米国の指導者と語り、説教もしたと言っていた。滑らかに、聴衆に語りかける彼の話は前向きで能動的であった。私が米国留学を思い立ったのは彼の話に促されてのことであった。
優れた説教に必要な要素は一体何なのだろうか?話すもの(メッセージ)を持っていること、常に人々に関心を持ち愛を感じて考えること、言葉や文字によるだけでなく実際の経験に基づいていること、聴衆を味方にする人柄、聖句を核にした構成・論理面の準備があげられる。そして話し手の信仰が堅固で、聖霊の導きが伴うとき話が滑らかに展開でき説得力(迫力)が増すのではないだろうか。
* 指導的な地位に召されて経験を積む(場数を踏む)ことも説教が上手になる要素である。上記3名以外に優れた説教家をご存知の方はコメントいただければ有難い。
私は1958年西宮で改宗した当時から同じ支部で指導者であった安芸兄弟から、説教やレッスンを耳にし、最近では今年末日聖徒の同窓会(岡町)で語られるのを聞いてきた。彼は演説について学んで技術を身につけたと言っているが、日本の末日聖徒の中で有数の弁舌家であると思う。話の初めに聴衆の心をつかむのが上手で、私は彼の話の構成・流れに卓越した話術を感じて彼の話のファンであった。安芸兄弟のテーマは「愛」「幸せ」「進歩」であり、聞き手の心を暖かくさせ喜びを感じさせる。英文の資料や欧米の文化に依存するのではなく、自ら総合的に会得した日本的な智恵とでもいうべきものであろうか。
ついで暫くして1960, 1970年代系図探求の方面で全国的に活動した渡部正雄兄弟の話を聞く機会が増えてきた。彼は謙遜な態度に終始されるが、話が佳境にさしかかると情熱的になりほとばしるように語る。多くの篤信の会員と交友があり、国内外の教会各地、世界各地を訪れたことがあり、テーマは末日聖徒イエスキリスト教会の信条について広く語る。伝道も主要なテーマであった。その話と人柄は謙遜な中にも自由・奔放さが感じられ、理想を目指す「万年青年」と評された。
東京にステーキ部ができて間もなく、私は横浜に引っ越して1年間横浜に住んだ。その時ステーキ部長であった田中健治兄弟の説教に頻繁に接するようになった。プロテスタントから改宗した彼はキリスト教の素養を豊かに具えた指導者で、説教は暖かく丁寧な言葉遣いで人々を指導し自信を与えていたように思う。私はそのような彼の姿に威厳と権威を感じたのを覚えている。彼自身は、聖霊に導かれてステーキ部を指導し、米国の指導者と語り、説教もしたと言っていた。滑らかに、聴衆に語りかける彼の話は前向きで能動的であった。私が米国留学を思い立ったのは彼の話に促されてのことであった。
優れた説教に必要な要素は一体何なのだろうか?話すもの(メッセージ)を持っていること、常に人々に関心を持ち愛を感じて考えること、言葉や文字によるだけでなく実際の経験に基づいていること、聴衆を味方にする人柄、聖句を核にした構成・論理面の準備があげられる。そして話し手の信仰が堅固で、聖霊の導きが伴うとき話が滑らかに展開でき説得力(迫力)が増すのではないだろうか。
* 指導的な地位に召されて経験を積む(場数を踏む)ことも説教が上手になる要素である。上記3名以外に優れた説教家をご存知の方はコメントいただければ有難い。
ただ、話す人と聞く人の波長が合わないと、いくら言い話でも、心に残りません。
それと、すごく知識があって、内容も悪くないが話し方が下手だって人を一人知ってます。
口の中で、ぼそぼそぼそ・・・って、少し小さな声でちょっと早口で話をするので、聞き取りにくいんですよね・・。
もう少しゆっくりと、大きく口を開いて、声を張る!
それと、話のポイントを一つに絞って、趣旨を明快にする。
そう言えば、その人は、私をMIAのスピーチの教師の召した・・って覚えてないでしょうね・・(笑)
まあ、私は自分がよい説教家とは思っていませんから、反論できません。そういえば記事の3人は皆声が大きく明瞭な離し方で聞き取りやすい人たちです。(お一人は故人)。
演説の教師、'71/9/5 のことでした。それで豚さんは説教が上手になった。先日5/23日のお話は素晴らしかった。
わたしも専任宣教師のとき田中健治兄弟から指導を受けました。彼はその時伝道主任でした。教会が彼の人格と能力を作ったのでは、ないと思うけど、彼のような人が教会にたくさんいれば教会はもっと成長するのではないかと思います。私自身はアスペルガ-症候群の傾向を強く持つ人間で教会にとって有用な働きになることもあればそうでないこともあるようです。
田中健治兄弟のような方がそれぞれのワードにひとりずついれば・・・・
長妻兄弟のフルネームとステークの名前、何年ごろのことか教えていただけますか。