広島ステーク、光ワードの催し(タレントショー・展示の会)
の一部として次の10点が展示されます。
1. 1830年初版(英文)復刻版
2. 1909年明治訳(文語訳初版)
3. 1957年口語訳
4. 復元末日聖徒教会版 1966
5. FARMSモルモン書批判研究版 1984
(Book of Mormon Critical Text)
6. FARMS 文体・修辞法表示版 1992
7. 現代語私訳「読みやすいモルモン書」1995
8. イリノイ大学よる刊行「読者家版モルモン書」2003
9. 一般の出版社ダブルデーによる刊行「モルモン書」2004
10. 現代語私訳「現代の啓示 モルモン書」2005
邦訳は2と3.
[報告]
光ワードの「タレントショー・展示の会」は約70人が出席して
楽しいひと時となりました。展示は会場の一角に生け花、写真
などと共にテーブル上に置かれ、出し物の間に少し説明の時間
を与えられました。私はモルモン書の最初の邦訳(1909年明治
訳)から最新の現代語版(英文)について紹介し、会の終了後
展示品一つ一つについて来場者に説明する機会を得ました。
皆の関心は1830年の初版復刻版と日本語の明治訳に集中しま
した。普通の会員にとってわざわざいろいろな版を買い求めて
比較研究することはないので、珍しかったようでした。
なお、タレントショウは器楽や歌唱、踊りに優れたものが発
表され、教会員の才能を楽しむことができました。
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私が持っているものと同じものかと思い、お訊ねしました。
Revised Authorized Virsion と銘打たれたものであれば、同じものだと思います。
現代英語かどうかを言語学的に判断する知識は私には無いのですが、さっと目を通した限りでは、LDS版のBook of Mormonよりは読みやすいものでした。
1966年版の序言(RLDS大管長会)にありますように、本文を現代文にする意図はなく、句読点の改善、古い表現thou artなどを神格者の引用文に限る、などの改訂だったようです。
ダイアログ誌10巻4号にエドナ・K・ブッシュの書評があります。
現代語訳と言えば、別の出版物を発見しました。中学2,3年生レベルを対象としたもので、英語を学ぶ者にとって役に立ちそうな文体になっています。
A Plain English
Reference to the
Book of Mormon
著者は Timothy B. Wilson で Bonneville Books が1998年に出しています。(早速注文済み)。
http://plainbookofmormon.com
キリストの共同体(群れ)のBofMについてはhttp://www.cofchrist.org 参照。
マッコンキー長老によるの1981年版序文をダブルデー版では一部教会の要請によって修正したことが今更何故ソルトレークで記事になったのでしょうか?
http://www.sltrib.com/faith/ci_7403990
今日本語の訳も見直しがされていますが修正が新訳には反映されるのかも知れません。
私は愚直にアメリカインディアンの「主」な先祖はリーハイと信じているほうが、将来の学説のどんでん返しに振り回されずに済むと思うのですが。
それとも「DNA」の物証の強さを私が理解していないだけか?
ダブルデー出版のモルモン書増刷で、序文の一部が次のように変更されています。
ニーファイ人、レーマン人は現在のネーテブ・ アメリカンやインディオの
「主たる」[principal]祖先である
↓
ニーファイ人、レーマン人は現在のネーティブ・アメリカンやインディオの祖先の
一部である [… are among their ancestors]
この変更は私などは自然な方向で歓迎すべきことであると思っています。FARMSの出版物が提示してきたBofMの狭義地理仮説が説得力を持つと感じてきたからです。ソレンソンも他の研究者も賛意を示しているようです。それに対して、痛烈に教会を批判する人たちは教会が科学的な通説、特に最近のDNA研究結果に屈して、こっそり変更を加えるのは姑息である、と指摘して事の重大性を伝えているわけです。
参考1.“Single word change in Book of Mormon speaks volumes” by Peggy Fletcher Stack, The Salt Lake Tribune, 11/08/2007
2.モルモンの泉 雑談部 。WEB-氏 #15837 Re(1) Choi 訳 part 7
なお、この変更はBofM本文ではなく、発行者が加えた序文の内容にかかわることです。キリスト(カトリック)教会が今日地動説を唱えることはありませんが、どこかで立場を変更しているわけです。いわばそれに近い事柄で、宗教は各時代の状況に適応して存続していくものと受けとめます。新しい世代やBofMに新しく接する人々にとって抵抗が少なくなります。
> 今日本語の訳も見直しがされていますが修正が新訳には反映されるのかも知れません。
もう見直されているのですか。BofMの平成改訂版に携わった一人としては、驚きです。今後の増刷の序文に上記の件が反映されるのは理解できますが・・。
反対でした。「天動説」の誤りです。
後で関連情報を読んでみて状況を何となく把握しました。
増版で修正が行われるのですね。私の勘違いでした。(汗)
序文の変更だけでなく今準備中とされている末日聖典新版の本文にも 「FARMSモルモン書批判研究版」等の成果も盛り込まれるのでしょうか。楽しみです。
できれば脚注に変更の履歴?も載せて欲しいです。
また付録の聖書辞典も更新されるのか興味深々です。
>もう見直されているのですか。BofMの平成改訂版に携わった一人としては、驚きです。
管理本部に勤める人から聞きました。英文の新版の動きにあわせてかなと勝手に理解していました。
下手な文章で恐縮です。
>なお、この変更はBofM本文ではなく、発行者が加えた序文の内容にかかわることです。
後で調べますが(まだ職場なので)
教義と聖約では北米原住民をレーマン人としていたように記憶しています。
天動説から地動説よりも抱える問題は重いように感じます。
http://nakamuramm.blogspot.com/2007/11/blog-post_12.html
進行中であるとのことです。