小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



郊外の住宅街を散策していると今でもたまに古びた木製電柱を目にする。私が子供の頃は小田原駅周辺の住宅街にも木製電柱が点在していたが、次第にコンクリート柱に置き換わりすっかりと目にすることが少なくなった。小田原駅近くには木製電柱は無いと思い込んでいたのであまり散策の際に気に留めていなかったが、先日、銀座通りを歩いていたら古い木製電柱が残っているのに気が付いた。木製電柱が残っているのは銀座通りの本町2丁目交差点手前から銀座通り交差点までの区間。一方通行の道路の西側に5本残っている。先日、銀座通りを徒歩で散策中に木製の柱があるのに気が付いた。最初はアーケードを支えるための柱かと思ったが。反対側の歩道から見るとアーケードを突き抜けていて電柱だった。残されている5本の木製電柱のうち2本は電線が外されていて柱だけの状態。3本は電力柱として使用されている。現在も使用されている木製電柱を見ると上部に金具が取り付けられていて、道路反対側の東電柱から引き込み線が渡されていた。沿道の店舗などのための電力柱として現在も利用されているようだ。銀座通りのアーケードもこの木製電柱に合わせ梁や屋根の部分が削られていたりするので、アーケード設置の前から木製電柱があったようだ。年代などが分かるような標識が無いかと探したが見つからず。木製の標識らしきものが取り付けられていたが色褪せており文字などは確認出来ず。詳しいことは分からないがおそらく昭和30年代から40年代にかけて設置された電柱ではないかと思う。本町2丁目交差点手前の木製電柱はアーケードが無いので、下から上まで良く分かる。銀座通り交差点先から竹の花交差点までの区間では現在、電線の地下埋設工事が行われているので、いずれはコンクリート柱も通りから姿を消してしまいそうだが、この木製電柱はあと何年使われることだろう。

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