小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



小田原市の住民窓口サービスのうち3月15日をもって11ヶ所が施設の老朽化や利用状況をふまえ廃止となった。廃止された窓口サービスの中で古い木造の支所がいくつかあるので記録を兼ねて撮影に出かけた。この3月15日をもって廃止された住民窓口サービスのひとつが板橋の国道1号沿いに所在している大窪支所。木造2階建ての歴史を感じる施設。大窪支所の竣工は昭和3年10月。どのような来歴のある建物かは不明だが、小田原市の施設として供用が始まったのは昭和15年12月。届出の受付や証明書の発行など平成29年度は15,862件の取り扱いがあった。大窪支所は敷地面積477平方メートルで施設は木造2階建て。施設横には蔵のような建物も併設されている。 90年以上の歴史がある大窪支所内で目を引くのが防空用水のコンクリ製の水槽。おそらく太平洋戦争中に作られたもの。市内で見かけたのは初めなので貴重な戦争遺産なのかもしれない。大窪支所が今後どのようになるのか現段階では不明だが、支所横から旧東海道へ続く細い路地と木造の建物の風景が以前から好きなので解体されることなく保存されてほしいもの。

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