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小田原の端々



小田原市消防本部は効率・効果的な消防体制の構築を図るため老朽化した2ヶ所の出張所を統合して再配置をする計画を策定。今年度から統合先となる新出張所の建設工事が成田地内で始まる。先日、着工前の建設予定地に出かけた。小田原市消防本部の新たな出張所として建設される成田出張所の建設予定地は成田の酒匂縦貫道沿い。以前、このブログの公園カテゴリーで紹介したことのある宗沢公園内。宗沢公園は敷地が広い公園だが、出張所が建設されるのは南側の区画。しいの食品の入口がある前あたり。出張所の庁舎はしいの食品側に建設され、酒匂縦貫道側は出動動線のためのスペースや駐車場などが整備される予定。宗沢公園内は印刷局の水道管が布設されているので、敷地が斜めに分断されている。成田出張所も水道管が布設されている部分より南側が予定となっているため敷地の形状は台形となってしまう。建設予定地の宗沢公園には大きなメタセコイアの木が一本植栽されている。小田原市消防本部が策定した基本計画書内によるとメタセコイアの取り扱いについては配慮するとの記載があるため伐採は免れて、どこかへ移設される可能性も残っている。成田出張所へ統合後に閉鎖となる出張所が国府津にある国府津出張所。築62年の木造平屋建てなので老朽化と、前川にある小田原消防署と近接していて消防力が重複していることにより統合となる。もう1カ所、統合後に閉鎖となるのが西大友にある西大友出張所。西大友出張所も築55年が経過した木造平屋建てのため老朽化しているのと、救急隊が配備されていないことが理由で統合となった。成田出張所の建設工事費は税込384,450,000円。今後は出張所の建設と合わせて、宗沢公園がどのように再整備されるのかも注目したい。

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