2024年10月の小田原は、温暖な陽気が続き半袖シャツで外出できる日が多かった。暦通りの秋らしさはあまり感じることが出来なかったが、出先や郊外で移り変わりゆく街並みや風景をいくつか撮影することが出来た。10月1日、午後2時過ぎの小田原城址公園二の丸広場の風景。桜は落葉が始まって、木の下には茶色の落ち葉。10月の小田原の始まりは、昼から残暑を感じる穏やかな空模様の一日だった。10月5日、曽我岸周辺の田んぼの風景。今年は彼岸花の開花が遅く、10月に入ってから見頃となった場所が多かった。黄金色の稲穂と彼岸花の組み合わせが秋を感じる眺め。10月7日、弁財天通りの芝生スペースの風景。10月1日から公共空間活用の実証実験「ステキなみちくさ」が開催。テントや小田原のロゴのオブジェが設置されていた。10月13日、正午前の小田原市立病院西側路地からの風景。小田原紙器工業の工場が解体され、工場裏手の路地から建設中の新病院が見えるようになった。無くなるものと、新たに誕生するものの移り変わりを感じる風景。10月16日、夕暮れ時の宮小路の風景。昭和の頃から、宮小路の風景の一部だったフランス料理店の店舗跡で解体工事の準備が進んでいた。今年は、例年に比べ宮小路周辺での店舗や旅館跡の解体が多く寂しいばかり。10月20日、午後3時過ぎの上曽我周辺の田園風景。畑の脇ではコキアが色づいていた。コキアの色や形と、周辺の風景の対比が面白く感じられて思わず撮影。10月27日、足場の設営が進む、旧スポーツプラザ神奈中小田原の風景。屋上の看板部分にも足場が組まれて、長年見慣れた建物はそろそろ見納め。解体工事は来年春まで続く予定。10月30日、午後11時半のダイヤ街の風景。マンション建設工事に関連したものか、道路を掘削して電気工事が行われていた。長く続いた旧小田原EPOの解体は10月末で終わり、これから再開発で、ダイヤ街沿いはどんどんと景観が変わってゆく。