アートセラピー「心のお絵かき」の世界

アートセラピストで妻で母で女の、楽しく豊かでゆるい人生後半日記。

よく噛んで食べる

2010-01-14 17:40:10 | 日記
生協の宅配システムを利用しているのですが、時々、先週注文したのに、今週も注文しちゃって
食材がだぶつく、という間抜けをやってしまいます。

今回も、そういうことをやってしまいまして、現在ワタクシの家は、人参屋敷であります。

で、今日のお昼ご飯。
人参を細切りにして油で炒め、お醤油をちろっとたらし、溶き卵をからめておかずにしました。

沖縄料理の「ニンジンシリシリー」みたいな感じです。
正式には、ツナ缶を一緒に炒めるらしいですね。

夕べの残りご飯をチンして、梅干し、海苔、明太子、と、主婦一人昼ご飯の王道をゆくメニューに
先ほどのニンジンシリシリーもどきを加えると、まぁ、今時のマクビオカフェみたい!
(いえ、実際はずっと地味でシンプル)

そして、とってもおいしい!
単純な料理なので、この時期のニンジンの甘さが際だちます。
噛めば噛むほど、おいしい感じ。

いまどきの「おいしい」は、「柔らかくて、なめらかで、口の中でとろけるような」が、
一番の褒め言葉になってる気がします。

私も、そういう食感のお料理大好きですけど、それだけじゃ、なんか物足りない気が、最近は
よくするんです。

じいっと、黙って料理に集中して噛んでいると、食材の味を体全体で味わえる感じだし、不思議なことに
食材やお料理への感謝の気持ちすら沸いてくるのよね。

柔らかいものを、するする飲み込んでいては、決して味わえない感覚です。

そういえば、どこかで読んだことがあるんだけど、アラブのお金持ちで、胃の具合がたいそう悪い人がいて、
胃を健康にして体を元気にするのに一番良い方法を、懸賞金付きで公募したらしいのよね。

そしたら、最高の方法というのが、なんと
「よく噛んで食べること」
だったんですって。

よく噛んで食べるって、世界共通、大事なことなのね~。