原点回帰計画 完

2020年08月17日 | カプリオーロレストア記
つづき



1959年式Capriolo75 Deluxe(Aeromere)完成♪
車体番号40015 エンジン番号39652(年式についての判断はこちらから

6カ月と13日にてレストア終了

fiat124としさん、ガレ住さん、qzeさん、には多くを助けていただきました事
ここに残します



スタートは今年2月3日
これが今回のレストアする直前の様子
どちらも魅力的(笑)



車体番号、付いている部品、塗装の下の色などの検証の結果
この車体は新車時このカラーリングだったであろうことが判明
検索&推理はちゅうじさんのサポートがとても助かりました

オリジナル色のカラーチャートなどあるわけもなく
溶剤使わず丁寧に再塗装した部分だけを剥がしオリジナルの金、白、紺色を発掘
その中でも劣化が少ないであろう箇所の元色から調色して塗装してもらいました



タンクデカールもワンオフ

どうせワンオフするんですから、こだわって発掘したオリジナルデカールのサイズや色をベースにし大満足な出来上がり



タンクの塗り分けもオリジナルを重視
デカール、塗り分けが左右で違うのもオリジナルを忠実に再現していただきました

金色のバイクっていうと良い想像はしにくいのですが
とても良い色で、光の具合でコロコロと変わり、タンクのみ白ベースってのも流石イタリア
このデザインは日本車にもどこにもない

そんなところこそがイタリア車に惹かれる一因、あるだけで嬉しい・・・みたいな



これまでに掛かった費用は
<外注>
塗装費用、スプロケットF&R制作、シート張替え、デカール制作、
リアダンパー部品制作、フレームサンドブラスト外注、メッキ外注、

<購入>
タイヤ輸入、EZブラストメディア、タンクコック、デカール輸入、
タンクシーラー、剥離溶剤、磨き溶剤、メッキ用品

たいして使って無い様で使ってます(高額順に明記)手放したXL250S代では足りませんでした

安くできたように見えるメッキも必要な溶剤だけで5千円以上
ハンダ棒1本で千円近くしてますし、何より外注に一度メッキだしてるし(爆)
詳細の無いあれこれの購入で2万は越えてると思う

車体費用+これらを合算するとバットモーターサイクルさんで販売してた
初期型カプリオオーロ75のランニングコンディションと同じぐらい

レストアとは大抵そうゆうもん、ミスや遠回りは当然
仲間や自分でした分安くなってますが、それでもそれなりの金額は必要

カプリオーロも他の旧車と同じで初期型の方が人気高く、国内にも愛好家さんは居られます
多分後期型の僕と同じカプリオーロは日本に居ないんじゃないかな?

で、ぼくがどちらを選ぶかってのはこのとおりですし
自分でやってみたかった、仕上げてゆくのがとても楽しかった
何より凄く良いのが完成した



流石にここまでレストアされたカプリオーロはそうそうないでしょうし
僕の希望がすべてつまってるこの1台が一番良い!

僕に優れた能力やメカに精通ってことはありません
これをやろうとしたのが能力、良いか悪いかは?ですが自分なりに調べ考え手を動かす
当然プロにも頼りましたし、困った事は友人のツテを頼りました



カッコいいよね、美しいよね
カプローニさん凄いよ、イタリア凄いよ

完成して35kmドライブ、ワクワクしました

僕の所有するもっとも古い乗り物が完成
これにて1959年式カプリオーロ75の原点回帰計画終了です


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原点回帰計画41

2020年08月12日 | カプリオーロレストア記
つづき



朝ドラついでにとしさんとこに
理由は



カプリオーロのタンクデカールが完成したとの連絡から♪

第一印象は綺麗!
陶磁器、ガラス、ホーロー等の窯業向けスクリーン印刷でつくってもらいました
なので水張りタイプですが
100度以上の高温の焼成で釉薬などと溶け合い接着しさせることもかのうだそう・・・
ってそんなことしたら塗装が焼けてしまうのでせず、つけてからクリアー塗装



データはこちらで作成(いうだけ部門僕、実行部門ASDさん)し、色も指定しました
白い部分のみ真っ白とタンクの白に近いものを作ってくれ、2タイプできましたが
黄なりが強すぎるので白い方を選択

かかった費用はイタリアで買ったのの20倍強
普通悩む額、結構迷いました
(全部で6セット、残りの5SETで何が出来るか考え中)

いよいよタンクの完成が目の前、早くみたいです!



預けておいたタンクの中は薄っすら錆が出てました

クエン酸で錆び取り後水洗浄だけで何もせず、梅雨時期も放置したのが原因
もう一度クエン酸でもいいのですが、少し奮発して以前も良かった
モノタロウのタンククリーナーを購入(税別¥2890)

戻ってきたらこれでタンク内処理をして組付ければカプリオーロは完成っと♪



3500円以上送料無料なので持ってなかった虫回しも購入(税別¥129)

エーモンの方が良さそうでしたが、モノタロウブランドが15%OFFでしたので
モノタロウのを選択

でも15%OFFでより3500円のラインから遠ざかり、あれこれ追加したら何故か5千円超えてる不思議(大笑)

そもそも虫回しTOOL持ってなくって、いつもバイクのバルブキャップのを使ってました(爆)



155(2.5L)って16インチだったんだ
ボディデザインのせいか、タイヤ小さくみえてたけど、結構大きかったんだなぁ

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原点回帰計画40

2020年08月02日 | カプリオーロレストア記
つづき



灯火類不灯の問題は大きな小人さん2人が来て30分もせずに解決してくれました
理由はアース不良ではなく(しっかりできてた)、追加のコンデンサーとゆう
僕ならば迷宮入りする部類

発電量が少なすぎ、コンデンサーに蓄電するレベルで灯火に電気が流れない
結果点かないってことになり、コンデンサー撤去で解決



そもそもこのカプリオーロが出来た時代にブレーキスイッチはなかったので点くわけがなく
このように後からスイッチが付くよう入手時には加工して作られてました

結構いい出来でパッと見オリジナルのように見えますが、このスイッチ自体が年代に合わない品質ですが
あったほうが安全なので生かします



適当なスプリングを購入(送料込み154円)
これが案外ホームセンターだとみつからない



あとは付けるだけ

なんですが、そもそもスイッチがないので、リアブレーキレバーに付ける箇所が無いので
タイラップを使ってなるべく目立たず、傷つけず、スマートに頑張りましたし
バネ棒の長さの調整も専用品ではない為、スイッチが反応する微調整に割と手間がかかりました



が、それらが写真で撮れず伝わらないのでブログでこうしてつらつらと書いてます(笑)



ありがとう、ガレ住さん&qzeさん

しかしキャブのOHとアイドリング安定しなくなったのは、何とかしないと乗れないな~
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原点回帰計画39

2020年08月01日 | カプリオーロレストア記
つづき



「点滴 タンク」って検索したらそんな製品あるんだ!って驚きと同時に
「これ作れるんじゃね?」って発想から数分、家のあるもので点滴タンク完成

っとなれば試してみたくなるのは普通



無事始動できました♪

ってマフラーからでる煙を撮影したつもりがただの静止画のような・・・(笑)
エンジン内部など一切触って無いのだから始動するのが普通なんだけど
ほとんど乗らずにこの計画を実行しただけに、始動するだけでホッ♪

ギアチェンジもセンタースタンド付けた状態ですがOK

そしてこれにより新たに作ってもらったハーネスでの発電も確認できたって事になります



が、ヘッドライト点灯せず



テールも点灯せず(当然ブレーキランプも)

って事でどっかのアースが取れてないらしいが
それを今日ガレ住さんが解決しに来てくれるらしい♪



自前メッキはこの梅雨時期を経験しても全て錆発生してませんでした
雨風にさらしてないせいもあるかもしれませんが、多分大丈夫だろう

ワンオフしたスプロケットは錆発生してましたので
メッキはちゃんと利いてるみたいです♪

今回作業的には何も進んでませんが
ばらして戻して大事な部分の確認をしましたの回ってことです




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原点回帰計画38

2020年07月27日 | カプリオーロレストア記
つづき



キジマ ミニラウンドミラー メッキクランプ式 ¥1386

バイク用品店を回っても無く、結局ネットで購入した
恨み節ではないが送料込みで1386円、ネットが良い!

このミラーにこだわったのはクランプ式って事



普通あるはずのミラー取り付けがありません
いつからミラーが義務化になったのかは見つけられませんでしたが
この時代は無くて良かったのでしょう
って考えると、つける必要は無いのかもしれないけど、毎度警察に止められるのも面倒なので



装着してみたらハンドル細すぎて止まらない事が判明
大したことではなく、ゴム板を切って間に挟んで締めこめばOK



こんな感じ
カッコ良くなった、とかそうゆう次元ではないですね
そもそも無かったものだし、デザインとしては不細工

本来ジュリアもミラー片方だったり、無かったり、フェンダーミラーだったりの時代
今の状況に合わせて保安部品つけてますよの体

つまんないネタですが、他にも進展しており



綺麗に塗装されてたのを勿体ないですが再度全剥離



ゴールドに塗装



白色に塗装



マスキング剥がして、ピンストライプ用のマスキング
今現在の状況がここ

この塗装順序は当時の塗装順序に習ってお願いしてあり、理想的に進んでおり
前にも似たようなレポート記しましたが、大事な工程であり、重要なポイント
デカールは1~2週間かかるそうなので、もうしばらく僕の出番は無さそうです。

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