原点回帰計画28

2020年06月08日 | カプリオーロレストア記
つづき



ハンドル、シフトアーム、キックレバーを磨きました

これが60年前のそのままだとするならば非常に良い状態
再メッキしたとするならば、部分的に悪くなってるのが不思議

しっかりとしたクロームメッキで簡単に艶が出ますが
外すのを忘れていた小さなネジ達をみつけてしまい
清掃だけしてそのままで良いか・・・って思ったのに



またもやメッキ
ついでにこれら大物3つも再度メッキ
再度の理由は、なんとなく(笑)

メッキの質はかなり向上してると思う



スイングアームのシャフトにT.Cの打刻
フロントフォークケースとここだけはC.Tではなく、T.Cの打刻
違う意味がありそうだね



昨日qzeさんより曲がったリアダンパーシャフトのワンオフ品が届いた(手前が元)
どんな理由で曲がったかは分からないが、そのせいでストローク出来なかった
当然僕にはこんなのを作る技術も、頼むあてもなく



ケースにも曲がった際についたであろうダメージがありそれも用意してくれた
これでオリジナルのリアダンパーが復活させられる段取りとなりそう



費用は、まともな社外モンキー用リアサス代と同等
ならば当然オリジナルを復活させたい!ありがとうqzeさん♪

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原点回帰計画27

2020年06月07日 | カプリオーロレストア記
つづき



上が元々の、下が今回使うの
探してもなかなか無いM7ボルトのうえに、頭が11mmなんてのは今存在せず
加工したのを使う理由は



リアスプロケットを固定するハブのボルト頭が11mm設計だから
そんなの無視して12mmにすればボルトの強度も種類も選び放題だが
今回はこれで行くことに



ワンオフのリアスプロケットの出番となり



装着完了♪
スプロケを固定する金具もメッキしてあるし、当然ボルトも交換済み
気持ちよいピカピカ感



反対側のブレーキパネルもピカールネオで磨き
レバー類も再メッキしたのと拘りのボルト&ナットで装着
もちろんドラムブレーキも分解しグリスアップなどしました



これらの作業中もメッキを楽しみ
ホームセンターでヤニ無しハンダ板ってのを見つけたので買いました
700円程度でしたが、切らずにこうして使えるので経済的かも



流石安定のすずメッキ♪
30分程度でこの様になり(最後のニッケルメッキテストで散々だった奴ら



磨く時はダンボールの上でステンレスワイヤーブラシが良いと思います

磨くのは柔らかい乾いたタオル程度がBEST
ワイヤーブラシでは部分的にメッキが剥がれて錆びやすくなります



サクッっとメッキも完了♪



同時にフロントのブレーキパネルも綺麗にしてレバー取り付け完了



前後タイヤセットの準備が出来ました
いままで段取りしてきたのが、こうして元に戻ってゆく工程が楽しいです
イイ感じになると良いなぁ~


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原点回帰計画26

2020年06月04日 | カプリオーロレストア記
つづき



塗装剥離後サフェーサーされ、小物から本塗装に
真っ赤だったカプリオーロですが、オリジナルのデラックスの金色に戻します



他の小物はひろいパテ後、再度サフェーサー
これにより、凹みや傷などが消え、仕上がりはずっとよくなります



もっとも錆によるダメージの多かったフロントフェンダーと



フレームにはさらにパテによる補修が入り、流石プロ!ってレポートが続きます



艶々なヘッドライトケースの塗装が完了



スイングアームなどの塗装も完了



パテ研ぎされサフェーサー塗装された大物2点
この写真からも凄く丁寧な仕事をしていただけたことがよーくわかります♪

60年前の単車にしては錆腐りが少なく、レストアの段取りも順調に進み仕上がりが楽しみです♪


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原点回帰計画25

2020年05月30日 | カプリオーロレストア記

つづき

すべての・・・・って書いたんだけど



新たに用意したネジ達を忘れてました

けど、ほとんどが見えなくなるし、少し乗れば馴染んでくるだろうし
そもそも新品良い状態のボルト&ナットなんだし・・・・



メッキの準備(笑)

ナットは後で面倒になるので、このように針金に通しておき



すずメッキ開始&完成!

で終わる予定が



ワッシャとスプリングワッシャはあのままで良いよな

って思ったけど、ワッシャだけは見えそうなので、再度すずメッキ
(スプリングワッシャは良いのか?って思いつつ



完成
ユニクロメッキの上に何の処理もせずしたのと、重ね過ぎてしたせいもあり
メッキののりも悪くムラもあり、1枚1枚磨くなんて面倒で、ユニクロのままの方がきれいでしたが

比較してみると色合いは変わってまして



結果新たに用意したのもすずメッキし、今までのパーツと色も整いました
(スプリングワッシャは面倒だししませんでした 笑)



モオリスさんの著書カプリオーロの世界2を読んでて発見が

僕はデラックスってグレードを豪華=金色塗装でラグジュアリーぐらいに考えてたが
デラックスはチューニングを施したエンジンを載せたのがそれだそう♪

キャブレターが大型化しており4.5馬力から4.7馬力に上がってるのも知っており
キャブのせいかと思いきや、許容回転数も6000から6500rpmになってた
って事は、もしやカムとかもチューンドなのか?
嬉しい発見が増え、本来の姿のCapuriolo75 De Luxeに戻してゆくこの工程が楽しくなりそう!



fiat124としさんは塗装後、足回り付けやすいよう金具を作って自立出来るように!

こんな風に楽しんでくれてるとのメッセージも届き
ますます組付けが楽しみになりました♪



いいわ~♪



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原点回帰計画24

2020年05月27日 | カプリオーロレストア記
つづき



タンデムステップの金具は黒色だったので、塗装で良いや
っと思ってたらメッキだったことがわかり作業開始



クエン酸で錆びを取る
目安は水1Lに対しクエン酸70~100g

水よりは50度程度のお湯の方が反応良く、何度か使える
今回は再利用のため湯煎で温めて



2時間半後、取り出し軽くタオルでこすればこのとおり
きついサビならもっと時間を置く(一晩とか)が今回はメッキをするためなので適当



サンポールでクエン酸で取れなかった錆を落とす
(容器金属ボール使用してるけどはプラ容器が良いと思う)

結局サンポールで錆を落とすのでクエン酸無しで良いのだが
クエン酸の方がモノに優しいのでとりあえず



で、すずメッキ

サンポール1:水4、やはりこの場合もお湯の方が反応は良いが
これまた再利用の為みずのまま

すずメッキなので素材はハンダ線



これまで単2電池を電源としてきたが
いちいち乾電池ってのも面倒だし割高だよなぁ
っと取り出したのは昔楽しんでたラジコン用充電器

でもAは調整できるけどVは出来ないってのは大丈夫なのか
(あまり高いのですると綺麗にメッキにならないとか)
って不安から、あれこれ見回ると



出力5V 1.5A っと理想的なのをみつけて



電源はこのように変わり、電流電圧が安定したからか30分弱で溶液の反応が終わってて
(反応が終わると泡が出なくなる)



全行程3時間ちょいでこの仕上がりは嬉しい
表面は磨いたけど、裏やネジ部は見えないので磨いてません

今回のように少しだけや、急なメッキには
セルフすずメッキはかなり嬉しい結果をもたらすと思う。

って事で、地味だが前進中


<注意>
後日これらセルフメッキは被膜が弱く錆が出ました
お勧め出来ません


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