2019年5月
三重県名張市美旗町にある名張市美旗市民センターに行った時の記録です。
名張に買い物に行ったついでにどこか面白そうな場所が無いかなぁとネットで探してここを見つけました。
でも、市民センターの玄関を入ると中は真っ暗
事務室だけ灯りがついていたので、展示物を観に来た旨を伝えると電気を点けてくれました
展示室では近くの美旗古墳群の出土品や関連資料を見ることができました。
美旗古墳群は名張川支流小波田川上流右岸、標高200メートルの大地に位置する古墳群で、古墳時代の前期から後期に築造されたものだそうです。
中でも馬塚古墳は5世紀の中期に造られ、その規模は三重県下最大規模で、全長は142mもある前方後円墳です。
実は最初の写真、市民センターの建物も前方後円墳の形を模してます。
古墳群から出土した家型埴輪や馬具。
奈良などではなく、三重県にここまでの規模の古墳群があったなんて恥ずかしながら初めて知りました。
こちらは室町時代の遺跡から出土した瀬戸焼。
管理人のふる里、愛知の瀬戸の焼き物ってこんな時代からあったんですね。
また、ここにはたくさんの能面コレクションも展示されてました。
名張市は能の祖とされる観阿弥が初めて猿楽座を開いた場所で、後に足利将軍家の庇護を受けて京都で能楽として大成しました。
名張ゆかりの人と言えば、作家の江戸川乱歩や歌手の平井堅さんくらいしか知りませんでしたが、観阿弥が名張出身だとはこの時初めて知った次第です。。。
夜見たら、ちょっと怖いかも。。
能面と言えば、女性面や翁、般若のイメージがありましたが、色んな面があるんですね。
非常に貴重なコレクションを見ることができる美旗市民センターでした
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