2004年、甲賀郡の五町(甲賀町、甲南町、水口町、土山町、信楽町)が合併してできた滋賀県甲賀市。
人口はおよそ90,000人で、名古屋と大阪のちょうど中間に位置し、国道1号線や新名神高速が市を貫いてます。
市章は甲賀の「甲」の文字をデフォルメしたマークで、外側の円は健康で安心して暮らせる街をイメージし、その中に活気ある街の輝き、未来への希望を表現しています。マークの中心には人を表現し、人が主役の街を表現しています。
甲賀と言えばもちろん甲賀忍者。
忍者ハットリくんのケムマキや仮面の忍者赤影の甲賀幻妖斎もそうでしたが、甲賀忍者は悪者というイメージもあったりしますが、伊賀 vs 甲賀の対立は後世の創作です。
甲賀市のゆるキャラ「にんじゃえもん」
平安時代に鈴鹿関が設けられ、東国の重要な関門である甲賀には武士たちが土着しました。後に甲賀衆と呼ばれる甲賀武士たちは普段は農業をしたり、行商をしたりして各地の情報を探る一方、指令が下ると戦場やその後方へ出向き、工作活動に励んだと言われます。
室町時代から戦国中期にかけて甲賀は近江の六角氏の傘下に属し、有事の際には六角氏に協力することで、甲賀武士は領地の自治を認められていましたが、これはその時代にはかなり珍しいことだったそうです。
室町時代後期、将軍足利義尚が六角氏を攻めた時、六角氏は甲賀に立て籠もり、甲賀衆は「亀六ノ法」と呼ばれる戦法で山中ゲリラ戦を展開して足利軍に頑強に抵抗し、勝利を納めました。
甲賀では町のいたる所に忍者の意匠が使われてます。
因みに女性の忍者はいなかったとされます。
水戸黄門の由美かおるさんが演じたような女忍者「くノ一」は後世の創作。職業としての女性忍者はいなかったものの、女性を利用して情報を収集する方法は忍術書の「萬川集海」に記されているそうです。
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